銀杏岡八幡神社は力強いご利益のパワースポット!御朱印にも銀杏がいる?
2018/11/21
ご訪問ありがとうございます。
神社を巡っていると、時に社名に惹かれる神社に出会うことがあります。
こんにちは。プリシラです♪
今回ご紹介する銀杏岡八幡神社(いちょうがおかはちまんじんじゃ)は
社名を見てお気に入りになった神社です。
「銀杏」という文字が入っているので、可愛らしい印象を受けませんか?
個人的には「いちょう」ではなく「ぎんなん」という読み方なら、もっと可愛いのにと思います(私だけ?)
そんな銀杏岡八幡神社は、神社が密集している台東区にある神社のひとつです。
駅から近いにも関わらず、境内はとても静かで落ち着く空間でしたよ。
また、この神社では「猫に会える」という噂があるのですが、本当でしょうか。
私の銀杏岡八幡神社訪問レポートをご覧ください。
銀杏繋がりでこちらの神社もおすすめです。
銀杏岡八幡神社ってどんな神社なの?
銀杏岡八幡神社の創建は平安時代中期にあたる、康平5年頃だといわれています。
そして銀杏岡八幡神社は源義家公と深い関わりがあるのです。
当時、奥州の安部氏征伐のため派遣先に向かう途中
源義家公が隅田川沿いの高台でひと休みしていました。
その時、上流の方から二本の銀杏が流れてきたそうです。
義家公はその銀杏を拾い上げると、高台の桶の上にさし立てて祈願します。
「朝敵退治のあかつきには枝葉栄うべし」と。
そしてて太刀一振りを捧げて、心の中では「八幡宮」を思いながら祈ったそうです。
その後、義家が奥州を平定して帰路につく途中、再びこの地を訪れました。
すると驚くことに、さし立てた銀杏が大きく繁茂していたのです。
それに喜んだ義家公は「これは神の仕業に違いない」と考え、感謝を表す印として八幡宮を勧請したそうです。
銀杏岡八幡神社の社名に「銀杏」と入るのは、この銀杏に由来しています。
その後もこの銀杏は「一里塚」や「八幡塚」と名付けられて
川を往来する船舶や、街道を歩く人の目印になります。
多くの人に愛されていましたが、1745年の台風の際に折れてしまい
更に1806年の文化の大火によって焼失してしまいました。
現在でも銀杏岡八幡神社には銀杏がありますが
この銀杏は戦後に明治神宮から移植されたものです。
御祭神とご利益
銀杏岡八幡神社の御祭神は以下の通りです。
・誉田別皇命(ほんだわけのみこと)
・武内宿祢命(たけのうちすくねのみこと)
誉田別皇命は八幡神社に必ずお祀りされている、八幡神として有名ですね。
「誉田・ホムタ」は、弓で矢を射る時に腕にはめる武具の呼び名なのですが
誉田別皇命には生まれた時から、腕に「ホムタ」のような盛り上がりがあったそうです。
生まれた時から「武神」だったと言われているのも、うなずけますね。
一方で武内宿禰命は、あまり有名な神様ではありません。
しかしこの神様には不可思議な言い伝えがあります。
武内宿禰命は景行天皇、成務天皇、仲哀天皇、(神功皇后)、応神天皇、仁徳天皇、という
6代の天皇に仕えていた大臣でした。
また軍師として、主に神功皇后の朝鮮出兵で大活躍したといわれています。
昔の人は今の人に比べて寿命が短かったとしても、
さすがに6代の天皇に関わっていたとなれば、年齢が気になります。
武内宿禰命が亡くなった時は「280歳だった」とか「360歳だった」など
さまざまな説があるそうです。
そして未だに記録を破られていない、日本で1番長生きした人なのです。
生前は天皇への信任が篤く、自分の身を投げ打って、日本の統一に尽力した人物です。
このような二柱の神様が鎮座する銀杏岡八幡神社では
誉田別皇命から「勝負運」「仕事運」「出世運」などのご利益をいただくことができます。
そして武内宿禰命から、「健康長寿」「家内安全」といったご利益をいただくことができますよ。
健康的に仕事を頑張りたい人は是非、銀杏岡八幡神社に参拝しましょう。
銀杏岡八幡神社のパワーがもらえるスポット
銀杏岡八幡神社は広い境内ではありませんが、静かで落ち着く神社です。
境内にはパワーをいただくことのできるスポットがあるので、ご紹介します。
社殿
パッと見た感じ白い社殿は、コンクリートでできています。
参道を歩いている時は、横向きに見えているので、正面に回って参拝しましょう。
白い壁にエメラルドグリーンの屋根が、都会的であり、柔和な印象を与えてくれます。
昔ながらの神社というよりも、まだ新しい印象を受けます。
社殿では銀杏岡八幡神社で手に入れることができる「御守り」や「御朱印」が紹介されています。
特に銀杏の葉をそのまま御守にした「銀杏守」は見た目にも可愛らしく人気です。
此葉稲荷神社
境内にある摂末社は「此葉稲荷神社」といいます。
こちらのお社は参道の入り口の方を向いています。
拝殿に向かって右奥にある小さなお社です。
いつ建てられたものなのかは不明ですが、銀杏岡八幡神社が出来て、すぐに祀られたようです。
御祭神にはお稲荷さんで有名な宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)がお祀りされています。
商売繁盛や五穀豊穣のご利益がありますよ。
猫
銀杏岡八幡神社には猫の目撃情報が多く、猫好きには見逃せない神社と聞いていました。
社務所の前で神々しく佇む猫を見た人もいて、「神猫か!?」と思ったほどです。
私は銀杏岡八幡神社の境内で猫に出会うことはありませんでしたが
銀杏岡八幡神社の裏の鳥居を出たところで、数匹の猫に会いました。
この猫は銀杏岡八幡神社の裏の家で飼われている猫のようですが
人慣れしていて、日中は道路の真ん中で寝そべっています。
その気持ちよさそうな姿には、見ているこちらも気持ちがほぐれる思いです。
銀杏岡八幡神社で猫に会えるというのは、本当でした(笑)
銀杏岡八幡神社の御朱印
銀杏岡八幡神社では御朱印をいただくことができます。
社務所は社殿に向かって左手にあります。
普通の家のような作りなので、御朱印をいただくためにはインターホンを押す必要があります。
勇気がいりますが、覚悟を決めて押してください。
その日はすぐに人が出てきて、快く御朱印を用意してくれました。
玄関を入ると座れる空間になっていて、神社の紹介やお守り・おみくじなどの紹介があります。
銀杏岡八幡神社という社名なので、御朱印にも「銀杏」が入るのでしょうか。
この辺りに期待しながら、ワクワクして待ちました。
結果、いただいた御朱印はこちらです。
残念ながら銀杏はありませんでした。
シンプルかつ、渋さが特徴の御朱印でしたね。
個人的に目を引いたのは、銀杏岡八幡神社の御朱印帳です。
銀杏の葉が刺繍してある可愛らしい御朱印帳で、いつか手に入れたい御朱印帳のひとつになりました。
御朱印やお守りをいただくことができる時間は、9:00~16:30までです。
初穂料は「300円」でした。
アクセス
銀杏岡八幡神社は最寄駅から目と鼻の先です。
最寄駅はJR総武線または、都営地下鉄浅草線の「浅草橋駅」から徒歩2分です。
地下鉄の場合、出口を間違えると一気に遠ざかってしまうので
A3出口から出れば、迷うことはありません。
近くには「須賀神社」や「蔵前神社」もあるので
いくつか神社を巡りたい人にもおすすめの神社です。
おわりに。。。
銀杏岡八幡神社はその名前が気に入って訪れたのですが
実際には、とても静かで緑が多くて、素敵な神社でした。
それだけでなく、猫に会うことも出来たので
猫好きには「癒しの神社」になること、間違いなしです。
駅からは近いのに、騒がしいということもなく、まるで異空間に入ったような静けさです。
台東区の神社巡りには、まず銀杏岡八幡神社から訪れるのも良いですね。
最後までお読みいただき
ありがとうございました(≧▽≦)