居木神社のご利益は絵馬で厄を落とす?御朱印を集めると嬉しいご褒美も
2018/12/05
ご訪問ありがとうございます。
御朱印だけではなく絵馬にも注目の神社を見つけました!
こんにちは。プリシラです♪
開発が進む「大崎」という場所には、行ったことがなかったのですが
今回、大崎にも興味深い神社があると嗅ぎ付けて、訪問してきました。
その名も「居木神社」です。
駅から近いのに落ち着いた静かな境内には、見どころが多くとてもワクワクする神社です。
そんな居木神社は、ご利益をいただくことができる「絵馬」や
集めるほどに嬉しいご褒美がある「御朱印」など、耳より情報も満載です。
すぐにでも足を運びたくなる居木神社のレポートを書いていきます。
居木神社ってどんな神社なの?
居木神社の創建は明らかにされていませんが
元々は現在の「居木橋付近」に鎮座していたといわれています。
当時は目黒川にかかる「ゆるぎ橋」と呼ばれていました。
当時の居木神社は「雉子の宮」と呼ばれていて
境内には「ゆるぎの松」と呼ばれる大木があったそうです。
目黒川の近くなので、水害の被害を受けやすかったということで
村人たちによって今の場所に遷座されました。
同時に村人も神社の近くに移り住んで、新しい村が作られたといわれています。
この土地に住む人と共にある神社なので、大崎鎮守として守り神なのですね。
居木神社が今の場所に遷座される時に、村にあった他の神社も併せてお祀りされました。
それが「貴船明神」、「春日明神」、「子権現」、「稲荷明神」で
居木神社を合わせて「五社明神」とされています。
居木神社という名前になったのは1872年のことです。
その年にはさらに、「稲荷神社」、「川上神社」、「本邨神社」が合祀されました。
1933年に新しくなった社殿は、第二次世界大戦の影響で焼失してしまいます。
現在の社殿は1978年に再建されたものです。
毎年行われる秋の例大祭では、周りの村からも参拝に訪れる人がいて
とても賑わったといわれています。
それは現代にも繋がっていて、例大祭は周辺を巻き込んで盛大に行われます。
御祭神とご利益
居木神社にはたくさんの神様がお祀りされています。
それだけに、様々なご利益をいただくことができる神社ということになりますね。
まずは御祭神と簡単に神様のご紹介をしていきます。
・主祭神・日本武尊(やまとたけるのみこと)
日本神話において最も武力に優れた英雄的な神様です。
勝負運・仕事運・出世運などのご利益があります。
・大國主命(おおくにぬしのみこと)
因幡の白ウサギでも有名な心優しい国造りの神様ですね。
縁結び・開運・金運アップなどのご利益があります。
・手力雄命(だぢからおのみこと)
天岩戸伝説の中で、空けた岩戸を戸隠まで投げたとされる力持ちの神様です。
技芸上達・スポーツ向上などのご利益があります。
・高龗神(たかおかみのかみ)
伊奘諾尊(いざなぎのみこと)がカグツチを斬った時に生まれたという謎の多い神様です。
古事記では闇淤加美神(くらおかみのかみ)と一緒に雨を司る神として知られています。
・倉稲魂命(うかのみたまのみこと)
お稲荷さんでも有名な穀物の神様です。
五穀豊穣・商売繁盛などのご利益があります。
・天兒家根命(あめのこやねのみこと)
春日大社の神様としても有名な、藤原氏の祖神です。
天岩戸伝説では、天照大神を誘い出す為に祝詞をあげたという知恵の神様です。
・菅丞相(かんのじょうしょう)
菅原道真の別称で、言わずもがなな学問の神様です。
学問成就、合格祈願にご利益があります。
・淀姫命(よどひめのみこと)
神功皇后の妹という説や浦島太郎で有名な豊玉姫であるとも伝えられる神様です。
五穀豊穣・縁結び・安産のご利益があります。
・大山咋命(おおやまくいのみこと)
比叡山を始め、日吉大社、松尾大社を守る酒造の神様です。
お酒が好きなら是非参拝して欲しい神様ですね。
お祀りされている神様のほとんどが、八百万の神様なのに驚きます!
しかも古くからこの土地を守ってきた神様なので、ご利益もしっかり授かれることでしょう。
居木神社のご利益をいただきたい見どころとは
緑が多く明るい境内から、空を見上げると大崎のビル群が顔を覗かせます。
都会のオアシスともいえる居木神社には、見どころが満載です。
とても居心地がいい神社なので、いつまでも居座りたくなりますよ。
居木橋貝塚と富士塚
秘密の通路のような参道を進むと、居木神社に繋がる階段が見えてきます。
この光景も絵になるのですが…
この階段を登る途中に貝塚があり、一帯が富士塚になっています。
これまでにも多くの富士塚を見てきましたが、どれも富士塚単独だったので
参道や階段の一部になっているものは初めてです。
この富士塚は昭和8年に本物の溶岩で作られたもので
「しながわ百景」にも選定されているのだとか。
知らないとそのまま通り過ぎてしまうかもしれないので
是非、足を止めてみてくださいね。
居木稲荷大明神
居木神社の社殿は朱を基調とした中に、彫刻が施されていてカラフルです。
それが境内の緑に映えて、神々しささえ感じます。
そんな社殿に向かって左手奥に進むと、末社が二社並んでいます。
そのひとつが「居木稲荷大明神」です。
朱い鳥居をくぐって進むと、お稲荷さんらしい狐の狛犬が鎮座しています。
どちらも古いもののようで、金網がかぶせられていました。
古くから大崎を守ってきた神社のお稲荷さんなので、氏神様に近いのでしょう。
必ずご挨拶に伺ってくださいね。
厳島大神
お稲荷さんの隣にあるのが「厳島大神」です。
元々は神社のそばにあった旧居木橋村の名主・松原家の屋敷神としてお祀りされていました。
それを居木神社創設の際に引き取って末社にしたのだそうです。
江戸時代後期に建てられたものになり、現在は「品川区指定有形文化財」に指定されています。
通常は非公開になっていますが、例大祭や東京文化ウィークなどの際に公開されます。
末社の二社はどちらも独特の雰囲気を持っていて、空気が凛と張りつめた感じを受けました。
とはいえ、冷たい感じがするわけではなく、近くに行くと守られているような心地がしたのが不思議です。
絵馬
居木神社の絵馬はユニークかつ、ご利益があると人気です。
絵馬の中心には、それぞれのご利益に関わる文字がどーんと一文字書かれています。
その種類は以下の通り、初穂料は500円です。
・病…病門除け
・鬼…鬼門除け
・災…災難除け
・厄…厄除け
・八…八方塞がり除け
なんと「除け」系のご利益ばかりが目立ちますよね。
実はこの文字くり抜かれていて、ちょっと押すだけで文字が抜けて落ちるんです。
これは自分で「厄」「災」などの文字を押して厄を落とすという意味合いがあります。
絵馬の文字を落として「災いを落とす」というご利益がいただけるのです。
ですから境内に奉納されている絵馬は、どれも文字がくり抜かれた状態で掛けられています。
同じ仕組みの絵馬は他社にもあるそうですが、居木神社が発祥なのだとか!
他にもハートを射抜く「縁結び絵馬」や、小さな扉を開けてお言葉をいただく「開運招福祈願絵馬」など
思わず手に取りたくなる絵馬が奉納できますよ。
居木神社の御朱印は続けて集めるとお得?
居木神社には以下の種類の御朱印があります。
御朱印をいただくことができる時間は、9:00~17:00です。
・通常の御朱印
・厳島神社の御朱印
・稲荷神社の御朱印
・例大祭の御朱印
・月替わりの限定御朱印
御朱印の数が増えたことで、墨書きではなくなったそうなのですが
月替わりの限定御朱印には、季節のスタンプが追加されて可愛らしくなっています。
この月替わりの御朱印を続けていただいて6ヶ月目と1年目には
それぞれ「記念品」をいただくことができます。
ちょうど私の隣で御朱印を待っていた女性は、6ヶ月目のようで、記念品を手にしていました。
何がもらえるのかはお楽しみです♪
私がいただいてきたのは、こちらの御朱印です。
居木神社では御朱印帳(1000円)を購入することができます。
月替わりの御朱印を集めるなら、御朱印帳を購入して居木神社専用にするのも素敵かなと思いました。
また、居木神社では、御朱印帳を入れる御朱印帳袋も購入できます。
初穂料は2,500円です。
御朱印帳と合わせて手に入れてみてはいかがでしょうか。
アクセス方法
居木神社の最寄駅はJR「大崎駅」です。
大崎駅は新しくてキレイな駅で、お買い物スポットやカフェがあります。
その大崎駅の西口北改札を出て、外に出ると
信号を渡った先に「ニュー大崎店舗街」が見えます。
営業中であればこの中を通ると、近道です。
ニュー大崎店舗街を出たら右折すれば、すぐに居木神社の鳥居が見えてきます。
時間にして2分~3分です。
ニュー大崎店舗街が閉まっていても、ちょっと周るくらいなので駅近です。
おわりに。。。
居木神社に滞在している時に、地元の人らしき人が何人も通りました。
みなさん参拝が目的ではなく、駅に行くための通り道という感じだったのですが…
必ず社殿にご挨拶をしていくのがとても印象的でした。
古くからこの土地を守っている神社だけあって、親しまれているのが伝わりほっこりしましたね。
私は地元人ではないですが、居木神社は優しく迎え入れてくれました。
是非、おすすめしたい神社です。
最後までお読みいただき
ありがとうございました(≧▽≦)