太子堂八幡宮はご利益たっぷりの見どころが多数!御朱印の種類は予想外!?
2018/05/07
ご訪問ありがとうございます。
最近は素朴な神社でも凝った御朱印を提供している神社が増えました。
こんにちは。プリシラです♪
最近はローカル電車にハマっているのですが、都内で見つけたローカル電車が
三軒茶屋駅から出ている世田谷線でした。
前回、松陰神社を紹介しましたが、世田谷線沿線にはいくつも神社が存在します。
その中のひとつ「太子堂八幡宮」をご紹介します。
住宅街に現れる素朴な神社なのですが、驚いたのは御朱印の数です。
太子堂八幡宮の見どころと一緒に、御朱印についてもご紹介します。
太子堂八幡宮ってどんな神社なの?
太子堂八幡宮の歴史は今から1000年以上も前の平安時代の終わり頃にさかのぼります。
当時、宮城・岩手の豪族であった安倍氏が反乱を起こしていました。
それを征伐するために赴いたのが源頼義・義家親子です。
その道中、鎌倉道に面していた太子堂八幡宮を見つけて、戦勝祈願をしたと伝えられています。
その当時から太子堂八幡宮が存在していたとなると、歴史的にはかなり古いと考えられます。
これだけ古くからある神社なので、創建の詳細は分かっていません。
御祭神は社名の通り「八幡様」なので、御祭神には誉田別尊(ホンダワケノミコト)がお祀りされています。
八幡様は日本のすべての神様を率いてその大事業を成功させましょうと、大きな工業力を発揮したと伝えられています。
総本社は宇佐神宮で、広く人々に親しまれている神社です。
古くから民衆救済の神様としても信仰されています。
平安時代には新しい都の守護神として「石清水八幡宮」となり、後に源氏の氏神となります。
その証に鎌倉時代には、「鶴岡八幡宮」が建立されて、幕府政府の要となりました。
各地に点在する八幡様は、そのに住む人を見守っていると言えるでしょう。
そして太子堂八幡神社は、世田谷の豊かな森の中に鎮座しています。
素朴な神社ではありますが、近隣に住む人の憩いの場としても親しまれています。
太子堂八幡宮のご利益
太子堂八幡宮の御祭神である誉田別尊は、勝負運の神様であり、平和を愛する神様です。
願えば、力強いパワーで背中を押してくれます。
八幡様である誉田別尊のお使いは白鳩といわれています。
平和を守る武門の神の使いとして、八幡様に相応しいといえるでしょう。
そんな太子堂八幡宮のご利益は、厄除け、家内安全、必勝祈願など
人々の苦難を救い、見守ってくれると言われています。
また、太子堂八幡宮には、他にもいくつかの摂社・末社があるので
安産・五穀豊穣・殖産興業・縁結びなど、様々な神様をお祀りしています。
太子堂八幡宮の気になるご利益スポット
太子堂八幡宮は外側からは分からないのですが、境内は結構広いです。
児童公園があったり、ウサギを飼育していたり、ちょっと面白いですね。
太子堂八幡宮の奥行きがある境内には、たくさんのご利益スポットが存在します。
本殿はもちろんですが、どれも目を引く個性があるので、是非一つ一つ回ってみてくださいね。
出羽三山神社・鹽竈神社
太子堂八幡宮の手水舎の横にある、小さなお社です。
規模はとても小さいのですが、なぜか存在感がありました。
出羽三山神社は山形県の最強パワースポットとも言われている神社ですね。
山の神様の恩恵を受けることができるので、運気を底上げして開運パワーをいただくことができます。
鹽竈神社も東北では有名な神社ですね。
海上安全・大漁満足などのご利益があります。
そんな鹽竈神社にちなんでなのか、このお社には木彫りの「タコ」が置かれています。
とてもキュートで愛嬌のある表情をしているので、見ているだけで元気をもらえそうです。
稲荷神社
本殿に向かって右奥にあるのが稲荷神社です。
稲荷神社はさらに段差があって、特別な感じがします。
赤い鳥居とその奥に可愛らしいキツネの狛犬の姿を見ることができます。
地元の方らしいおじいちゃんが熱心に参拝していたのが印象的でした。
稲荷神社は五穀豊穣・商売繁盛のご利益で有名ですね。
自営業やこれから起業を考えている人などは、じっくりと参拝することができるのでおすすめです。
御神木
本殿と稲荷神社の間、「鎮守の杜」と呼ばれる林の中にあるのが御神木です。
近づくことができないので、知らないと通り過ぎてしまいそうですが、案内があるので問題ありません。
鎮守の森は高台にあるので、御神木の側に行くことはできません。
それでも天に向かって高くそびえ立つ御神木の存在感は圧巻です。
本当であれば、触ってパワーをいただきたいところですね。
でも、太子堂八幡宮はこの鎮守の杜に囲まれているので、境内に入れば十分にパワーをもらえます。
間違っても、鎮守の杜に土足で上がりこむようなことはしないようにしてくださいね。
縁結び 相生の榊
本殿に向かって左側には、「縁結び 相生の榊」と書かれたお社があります。
お社と言ってもまだ新しく、最近、作られたのかなという感じです。
ここには「縁結び」とあるように、ハートの絵馬がいくつもかけられています。
絵馬は社務所ではなく、本殿に向かってすぐ右にある「みくじ・絵馬所」で手に入れることができます。
それほど人が多い神社ではないので、こっそりと縁結びをお願いしたい人には良いかもしれません。
弁天社
太子堂八幡宮の境内に向かう鳥居をくぐる手前にある立派な建物が弁天社です。
その名の通り、弁財天と呼ばれる女神様をお祀りしています。
目を引くのが束になって掛けられている「しゃもじ」です。
しゃもじは弁財天の琵琶をモチーフに造られたといわれています。
そのしゃもじをお祀りすることで、運気を上げて強運を掴むという意味があります。
弁財天は知恵の神様、金運の神様なので、生活を豊かにしたい人にもおすすめです。
太子堂八幡宮の御朱印は毎月変わる!?
境内には人が少ない太子堂八幡宮でしたが、境内を入ってすぐの場所にある
社務所には、なぜか多くの人がごった返していました。
この多くの人の目的は「御朱印」です。
私は太子堂八幡宮の御朱印に入る「白鳩の社紋」がカワイイのを知っていました。
しかし、太子堂八幡宮の御朱印はそれだけではなかったのです。
なんと、御朱印の絵柄が毎月変わります!
しかも、毎月2種類の異なる御朱印が用意されているのです。
更に、お正月や例大祭には、特別な御朱印があります。
みなさん、この毎月変わる御朱印が目的だったのですね!
社務所は御朱印を待つ人でいっぱいなのですが、屋根付きのテントや椅子が用意されています。
御朱印を待つ時も受け付け番号が書かれた、可愛い札をもらうことができ
出来上がった御朱印はこの番号で呼ばれます。
おかげで、ほとんどの人が座って御朱印を待つことができます。
こういった神社側の気遣いが、とてもありがたいなぁと感じました。
これだけ御朱印が人気の神社なのに、神社関係者の対応も丁寧です。
私が訪れた時は、一方にだけ白鳩の社紋があったので、そちらをチョイスしました。
全種類をいただいている人もいます。
グラデーションが美しく、且つ季節感があって、嬉しくなる御朱印です。
1日限定の特別御朱印(3月3日とか5月5日とか…)の日は
境内から出るくらいの長蛇の列ができるほど、人気ぶりなのだそうです。
アクセス方法
太子堂八幡宮への最寄駅は三軒茶屋駅から東急世田谷線に乗った場合
一駅目の「西太子堂駅」で下車します。
駅と駅の距離は300メートル、乗車時間1分なので
三軒茶屋駅から歩くという手もありますよ。
電車を降りたら…
下高井戸駅方面からは、ホームに下車後、向かって右の道へ
三軒茶屋駅方面からは、ホームに下車後、右手にある踏切を渡ります。
あとは住宅街の中を真っ直ぐ歩いていきましょう。
真っ直ぐ5分くらい歩くと、太子堂八幡宮の鳥居が見えてきて、弁天社がお迎えしてくれます。
住宅街の突き当りにいきなり神社が出現する感じでした。
おわりに。。。
世田谷の高級住宅街の中で、まさかこんなに素朴な神社に出会うとは思いませんでした。
境内は想像以上に広いので、ゆっくりと過ごすことができますよ。
毎月御朱印が変わるので、何度、訪れても新しい発見がありそうです。
境内にはタコをはじめ、カエル、金魚、猫など、さまざまな動物に出会うこともできます。
思わず心が和んでしまうような、温かい神社でした。
世田谷線散策の折には、是非、訪れてみてくださいね♪
最後までお読みいただき
ありがとうございました(≧▽≦)