春日大社は平城京を守護するパワースポット!多大なご利益とは?
2017/06/23
ご訪問ありがとうございます。
奈良に行ったら絶対に足を運んでおきたいのが春日大社です。
こんにちは。プリシラです♪
個人的に好きな作家さんである万城目学さんの
「鹿男あをによし」という物語を読んで奈良が好きになりました。
それなのに、私ときたら、奈良には何度も行っているのに
春日大社に足を運ぶのが初の試みとなっていました。
春日大社の神様の使いとして知られているのが鹿ですね。
奈良公園の鹿と春日大社の鹿は、実は格付けがあって、別物かも知れない…
そんな想像を膨らませながらも、春日大社に向かいました。
想像通りの部分も想像を上回る部分も含め、感激だった時間をご案内します。
春日大社ってどんな神社?
春日大社は全国に1000社以上あると言われる春日系の神社の総本社です。
春日大社の始まりはとても古く、歴史をさかのぼります。
創建は710年といわれていますが、しっかりと神社の形になったのは768年のことです。
その理由として、神様を三笠山に祀ったのが768年だったからといわれています。
春日大社のキッカケを作ったのは「中臣氏」です。
後に有名な藤原氏となる豪族で、古来より神事・祭祀を行っていたとされています。
その中臣氏が平城京を守るために、神様がいなかった御蓋山に神様をお連れしました。
その神様というのが、藤原氏の守り神や一族の祖先として崇められていた氏神様だったのです。
その神様は「春日の神」と呼ばれていました。
お連れした神様は武甕槌命(たけみかずちのみこと)で、茨城県の鹿島神宮にお祀りされている神様です。
そんな春日大社が現代の呼び名である「春日大社」と呼ばれるようになったのは
昭和21年と、まだ最近のことです。
そして平成10年、春日大社と春日山の原生林は世界遺産に登録されました。
平安時代からある神社が現代にも受け継がれていると思うと、ロマンを感じますね。
春日大社の御祭神
春日大社には四柱の神様がお祀りされています。
まず、平城京を守るためにお連れした武甕槌命(たけみかづちのみこと)を鹿島神宮から奉遷して祀ります。
鹿島神宮の記事はこちら♪
それから数十年後には藤原氏の血を引く女帝、称徳天皇の勅命により
千葉県の香取神社から経津主命(ふつぬしのみこと)を奉遷します。
更に、大阪府の枚岡神社から天児屋根命(あめのこやねのみこと)と
比売神(ひめがみ)を奉遷して、四柱を祀る四所神殿の創建をしました。
今となってはとても、パワーのある神様が習合しているのが分かると思います。
春日大社ではそのご利益にも期待出来そうですね。
春日大社のご利益
まさに万能の神とも言われる春日神社は、スタンダードご利益に関しては、もちろん全制覇です。
元々、平城京を守るための神社だったので、「開運招福」「商売繁盛」「災難除け」祈願ならまず間違いないでしょう。
春日大社の広大な境内には61もの摂末社があります。
その中でも特に注目したいのが「若宮15社めぐり」です。
本殿の脇に石灯篭が並ぶ道があるのですが、その先の杜の中に小さなお社を回る「若宮15社めぐり」があります。
春日の原生林の中を歩きながら巡るということで、奈良でも有数のパワースポットとして知られています。
ここにおられる15柱の神様は人が生涯を送る間に遭遇するさまざまな難所をお守りくださるという心強い神様です。
夫婦大國社で受付をして、第一番納札所である若宮神社から参拝していきます。
清々しい森の中を歩くだけで、心身ともにリフレッシュできますよ。
15社のご利益はすべて違うので、心を込めて祈れば、良いことが起こりそうですね。
特に人気なのが「夫婦大國社」です。
ここには日本で唯一の夫婦の大黒様をお祀りしている場所なのです。
縁結びや夫婦円満のご利益がいただけると言われています。
また、ここでいただくことができる御朱印も人気です。
春日大社の御蓋山 浮雲峰 遥拝所
春日大社の本殿をぐるりと見て回る順路の先にあるのが「御蓋山 浮雲峰 遥拝所」です。
御蓋山は平城京を守護するために鹿島神宮の神様が降臨した神聖な場所です。
人間は足を踏み入れてはいけない場所なので、今でも厳しい制限があります。
そのため、御蓋山を仰ぎ見る場所に遥拝所があります。
この御蓋山の山頂「浮雲峰」から西に伸びる尾根線上に鳥居が設置され
特別に参拝できる場所が御蓋山 浮雲峰 遥拝所なのです。
実際に足を踏み入れると、ちょっとひんやりとした空気に包まれます。
まさにパワースポットなので、絶対に足を運んでくださいね。
春日大社の見逃せない見どころ
春日大社はとにかく広いです。
広大な境内の中に見どころがたくさんあって、全部まわるには1日でも足りません。
ですから、絶対に見たい場所や見た方がいい見どころを参考にしましょう。
南門
春日大社の鳥居をすぎて、本殿へ向かう入口になっている「南門」は
正面玄関参道を登り切ったところに凛とたたずむ朱塗りが美しい楼門です。
重要文化財に指定されていて、高さは12メートルという迫力です。
春日大社最大の門であり、この門をくぐってめくるめく春日大社の境内に進みます。
参道には無数の鹿に遭遇する春日大社ですが、さすがにこの南門を越える鹿はいません。
さすが、神様の使いですね。
本社大杉
春日大社の本殿の御廊のすぐ脇に、ものすごい存在感で立っている杉の木です。
この杉は樹齢800年を越えると言われている「本社大杉」です。
高さは25メートル、どっしりと根を張って生命力のパワーを感じます。
春日大社の御神木として、パワーが宿っているといわれています。
実際に触れることもできるので、参拝の後には是非、その力をいただいてみましょう。
春日大社の歴史とパワーを感じられるパワースポットになっています。
鹿
春日大社とけば、鹿です。
春日大社を初めとする奈良公園一帯でのんびり生活をしている「奈良の鹿」です。
何故、鹿なのかというと…
鹿島神社から武甕槌命をお迎えした時に、神様が白い鹿にまたがり
また白い鹿をたくさん引き連れて奈良にやってきたという伝説が残っているからです。
そんな鹿の子孫が奈良にいる鹿となるので、まさに神様の使いになるんですね。
平安時代にはすでにたくさんの鹿がいたそうです。
目が合うとペコッとお辞儀をする鹿に出会いましたが
これは世界でも奈良にいる鹿しかやらないそうです。
春日大社で引ける白鹿おみくじ。タケミカヅチが乗っていたという白鹿を模した手のひらサイズの鹿さんがおみくじを咥えててとってもかわいらしいんですよ。おみくじは末吉でした。 pic.twitter.com/yt0MlEX4Vc
— シン・瀬尾はやみ (@hayamiseo) 2017年6月13日
春日大社の参道にもたくさんの鹿に遭遇します。
そんな鹿にちなんだ「鹿みくじ」はおみくじを口にくわえた木彫りの鹿が可愛らしいおみくじです。
春日大社でしか手に入らないおみくじなので、興味がある人は
是非、運だめしも含めて手に入れてみてくださいね。
藤浪之屋の万燈籠
春日大社には本殿を取り囲む回路には、奉納されたたくさんの釣燈籠があります。
その光景はここでしか見ることができない、美しさです。
中でも北回路の端にある重要文化財の「藤浪之屋」には
平安時代から現在までに奉納された釣燈籠が3000基以上あります。
春日大社の燈籠は数が多いだけでなく、歴史的な資料としても重要とされていて
現存する室町時代以前の燈籠の6割以上が春日大社にあるといわれています。
2月の節分や8月14日、15日の年3回にはすべての灯籠に浄火を灯す
「春日万燈籠」が行われ、幻想的な情景が浮かびあがります。
アクセス方法
春日大社への最寄駅は「JR奈良駅」または「近鉄奈良駅」になります。
どちらも奈良の主要駅なので、アクセスしやすいのが嬉しいですね。
JR奈良駅で下車した場合は、東口改札から出ます。
バス乗り場2番から、「春日大社本殿行」の奈良交通バスに乗って、終点の「春日大社本殿」で下車します。
近鉄奈良駅で下車した場合は、西北出口から出て1番乗り場から
奈良交通バス「春日大社本殿行」に乗り、「春日大社本殿」で下車します。
しかし、近鉄奈良駅からそのまま地上に出て商店街を歩いて行くこともできます。
道案内の標識があるので、迷うことはないです。
距離はありますが、商店街で食べ歩きをしたり、奈良の町を見物しながら歩けるので
個人的には徒歩がおすすめです。
おわりに。。。
世界遺産なだけあって、春日大社は本当に素晴らしい神社でした。
私は鹿が大好きで、鹿目的であったことも否定しません。
お辞儀をする鹿にも出会い、話しかけたり、写真を撮らせてもらったり…幸せな時間でした。
境内の社殿を始め、御神木や摂末社も本当にため息がでるくらいの素晴らしさで
御蓋山の遥拝所にも辿りつけて良かったです。
若宮15社はサクッと歩くだけで精一杯だったので、またリベンジしたいですね☆
最後までお読みいただき
ありがとうございました(≧▽≦)