神田明神と平将門の関係は?ご利益は?東京都民を守るパワースポット
2017/03/07
ご訪問ありがとうございます。
平将門というと、昔読んだ「帝都物語」を思い出します。
こんにちは。プリシラです♪
東京十社を巡るお話の続きです。
今回は東京都千代田区にある「神田明神」のお話をしていきましょう。
神田明神と聞くと、個人的に怖い印象がありました。
それは「平将門公」を祀っていることから、「将門の首塚」に繋がるからです。
私の中で怖い噂ばかりが先行していたり、有名なあの物語を読んでしまったせいかもしれません。
ということで、実際の神田明神はどうなの?という部分も含めて書いていきます。
神田明神ってどんな神社?
神田明神はとても歴史の古い神社になります。
社伝によると730年に出雲氏族で大己貴命の子孫である真神田臣により創建されたと記されています。
正式名所は「神田神社」といいます。
近くには平将門のお墓がある将門塚があるので、関東の平家武将からは崇拝されていたそうです。
その頃からあったとなると…かなり古い神社なのが分かりますよね。
現在では東京都を守る氏神様として東京十社のうちのひとつになっています。
神田明神の大鳥居をくぐると正面に見えてくるのが「随神門」です。
総檜造りで朱塗りの立派な門で、中国の古代天文学に基づき北極星を中心として四方に四神が彫刻されています。
四神とは東を守る「青龍」、西を守る「白虎」、南を守る「朱雀」、北を守る「玄武」です。
よく四神をモチーフにした物語なんかもあって、個人的には大好きです。
特に青龍と朱雀は見事な彫刻を間近でみることができます。
この四神にはそれぞれを象徴するカラーが定められています。
文字通りなんですが…青龍は青、白虎は白、朱雀は赤、玄武は黒です。
ですから、随神門の青龍も青、朱雀には赤が使われているのは興味深いところです。
随神門は神社などの領域に邪悪な気が入らないように防ぐ役目として建てられています。
だからこそ、守り神とも言われる四神が彫刻されているのですね。
今の随神門は昭和天皇ご即位50年の記念に再建されてものだそうです。
東京を代表する神社を守る門であり、絢爛豪華で圧倒されるので、是非見逃さないでくださいね。
神田明神と平将門公の関係
東京を守る氏神様の神社というと、忘れてはならないのが平将門です。
神田明神に祀られている御祭神の中に平将門公があります。
天慶の乱で活躍された平将門公を葬った墳墓が現在の将門塚です。
平安時代になるとこの周辺で天変地異や疫病が流行するなどの社会不安が頻発しました。
それを人々は将門公の呪いだと言って恐れたという記録が残っているそうです。
おそらく「怖い」という印象もこの辺から来ているものと思われます。
そこで時宗の遊行僧・真教上人が手厚く御霊をお慰めして、神田明神にに奉祀。
将門の供養が行われるとともに神として合祀されることになりました。
平将門公は、承平・天慶年間、武士の先駆け「兵(つわもの)」として
関東の政治改革をはかり、命をかけて民衆たちを守った人として知られています。
怖いイメージの強い将門公ですが、実際は民衆を守ろうとして命を落とした人なのですね。
神田明神の本殿にはそんな平将門命のお体が奉祀されています。
また千代田区大手町には「将門の首塚」で知られる「将門塚」があり、将門公の御首が祀られています。
お参りする時には、まず神田明神を参拝してから首塚にお詣りするのが良いと言われています。
平将門命は、除災厄除の神様です。
命を落としてからも東京の市民を守ってくれていると思うと、感謝の気持ちでいっぱいです。
余談ですが…私が神田明神や将門公を怖いと思うキッカケには
かの荒俣宏さんが描いた「帝都物語」の中で平将門の怨霊が出てくることにありました。
実際に読んでいる時は面白くて、よくできたお話なのですが…
ちゃんと史実を知らないと、あらぬ誤解を抱いたまま、損をするところでしたね。
早朝からたくさんの人が訪れる神田明神
いつものように早朝に参拝にいった神田明神でしたが、境内にはすでに人がちらほら…
私が境内で写真を撮っている間にも人がどんどん増えていました。
どうやら目的は「聖地巡礼」みたいで…
アニメ「ラブライブ」の舞台になっている神社みたいですよ♪
さてずっと江戸を守り続けている神社とあって、堂々とした風格に落ち着きを感じる神社です。
立派な拝殿や社務所の朱の色がとても印象的でした。
御祭神となっている大国主命である「大黒天」と少彦名命である「恵比寿」にあたる
それぞれの像が対照的で面白いですね。
でもこの2人がいなかったら、今の国はできていなかったかもしれないと思うと
やはり偉大なる神様なのだと実感させられます。
本殿のほかに摂社や末社はありますが、特に「江戸神社」は古くからこの地を守ってきた神社だ
ということを、思わせるたたずまいでした。
落ち込んでいる時に行くとパワーがもらえる場所なので、疲れ気味の人は足を運んでみてください。
背中を押してくれるような大きな手を感じられます。
外国人も多かったですが、目的はラブライブみたいでした。
アニメの力は大きいですが、神社ファンとしては他にも見るところいっぱいるのにな、と寂しい気持ちになります。
まぁ、でも…楽しみ方は人それぞれですからね☆
アクセス方法
最寄駅は「御茶ノ水駅」です。
地下鉄千代田線、丸の内線、JR中央線、総武線などなど、さまざまな路線が通っています。
駅から徒歩5分程度なので、気軽に行ける距離なのが嬉しいですね。
神田明神へ向かうまでの道には歴史的建造物もたくさんあって見逃せません。
また、すぐそこに秋葉原の電気街や神田の古本屋街があって
なかなか、誘惑の多い場所になっています。
おわりに。。。
実は参拝に行った日、私も相当落ち込み悩んでいました。
前日は現実逃避して引きこもりになるほどモンモンとしていたのですが…。
神田明神を訪れてみて本当に背中を押された感じがして、一つの答えを導き出すことができました。
ありがたや~ありがたや~ですね。
誘ってくれた相方さんには感謝です。
最後までお読みいただき
ありがとうございました(≧▽≦)