古峯神社で御朱印をコンプリートしたい!霊山のパワースポットとは?
2017/09/01
ご訪問ありがとうございます。
神社の中には車じゃないと難しい場所にある神社があります。
こんにちは。プリシラです♪
御朱印集めを始めてから、神社の歴史だけでなく
御朱印の特徴でも神社を検索してしまいます。
そんな御朱印の世界では、かなり有名な神社の一つが「古峯神社」です。
しかし栃木の山間にあるので、気軽に行ける場所ではありません。
ところが、私の念願叶って、ついに足を踏み入れることができました。
そして噂の御朱印を手に入れたのです。
今回は古峯神社の神秘的な歴史はもちろん、素晴らしかった神社の雰囲気をお伝えすると共に
御朱印についても熱く語りたいと思います。
古峯神社ってどんな神社?
実際に訪れて感じましたが、見るからに歴史のある神社がです。
古峯神社の始まりは今から1300年以上も前だというから驚きです。
京都からこの場所に移ってきた名のある僧侶が
現在の御祭神である日本武尊(ヤマトタケルノミコト)をお祀りしたのが始まりです。
当時、この一帯は「古峯ヶ原」と呼ばれる神聖な領域でした。
古峯ヶ原は日光を開いた勝道上人という僧侶の修行の場となります。
上人は古峯の神様の御神徳を受け、3年の修行ののち
日光男体山に初めて登頂し、大日光開山の偉業を成し遂げました。
その噂を聞きつけた多くの僧侶が古峯ヶ原に登山し
修行をするという習わしが明治維新の頃まで続いたそうです。
その後、古峯ヶ原は全国に例を見ない霊山として多くの信仰を集めました。
当時はお寺と神社が同じ境内にあったのですが、明治時代の神仏分離令により現在の古峯神社となりました。
ご利益は?
古峯神社の御祭神は、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)です。
日本武尊は火防の神として知られていますが、他にも海神の怒りを鎮めたという伝説から
「海上安全」「大漁満足」などのご利益があります。
古くからこの地に住む人々から厚い信頼を集めていて
人の力の及ばない処に御神徳を得られるとされています。
・家内安全
・商売繁盛
・身体健全
などのご利益を得られる他に、古峯ヶ原の大神の力をもって
開運・心願成就のご利益があるとして、現在も多くの信仰を集めています。
また、古峯神社の境内には至る所に「天狗」の姿を見ることができます。
実は古峯神社は別名「天狗の社」と呼ばれるほど「天狗信仰」の強い神社なのです。
何故、天狗なのか…。
それは天狗が御祭神である日本武尊のお使いとされていたからです。
天狗は災難が起こった時に直ちに飛翔して災難を取り除いてくれる偉大な力の持ち主と言われています。
顔が赤く鼻が長いのは「大天狗」
黒いクチバシと羽があるのは「烏天狗」
境内には子供が見たら泣き出しそうな巨大な天狗もあります。
また、意外なところにも天狗の姿があるので、天狗を探してみるのも楽しいですよ。
古峯神社の御朱印の何が凄いのか
古峯神社といえば、御朱印を集めている人の間では有名です。
しかし、何がそんなに凄いのでしょうか。
それは、種類が多いことと、必ず天狗のイラストがセットになっていることです。
ですから、古峯神社の御朱印は基本、見開きになります。
その種類は、なんと30種類以上です。
天狗のイラストは威厳を感じるものから、可愛らしいものまで多彩です。
これは、御祭神の使いである天狗を信仰の証として御朱印に書くようになったとのこと。
どの御朱印をいただくか…かなり迷います。
御朱印・豆情報
古峯神社の御朱印は…
・手書き
・印刷したものに日付を手書きで入れてもらう
という、2パターンがあります。
印刷の場合は30種類以上の中から好きなものを選ぶことができます。
手書きの場合は、その日に書いてくれる方によって絵柄が変わります。
手書きで絵柄を指定する場合は時間がかかるとのこと。
私も手書きを希望しましたが「3時間待ち」と言われて、泣く泣く印刷の御朱印にしました。
手書きの場合は御朱印帳の持参が必須です。
私はこの度、選びきれずに2種類の御朱印をいただきました。
カッコイイものと可愛らしいものを選びました。
この御朱印の数には圧巻です。
他にも多くの人が御朱印を選ぶボードの前で悩んでいました。
手書きでないのは残念ですが、念願の古峯神社の御朱印ということで
大切に保管したいと思います。
古峯神社の神秘的なパワースポット
古峯神社は古峯ヶ原といわれる広大な山の中にあります。
境内もその周辺も豊かな緑に囲まれていて、とても気持ちのいいところです。
そんな古峯神社がある場所がすでにパワースポットとして成り立つのですが
境内にはさらにパワーをいただくことのできるスポットがありました。
社殿
深い緑と美しい川に囲まれた境内は、立派な狛犬と大きな鳥居が出迎えてくれます。
橋を渡った先へと続く参道は、マイナスイオンがたっぷりです。
そんな中を奥へ進んでいくと、階段の先に社殿があります。
本殿・拝殿・社務所が繋がったような横長の造りになっています。
屋根は茅葺き屋根で屋根にも天狗の顔がありました。
自由に中に入ることができるので、参拝者は次から次へと室内に入っていきます。
私は外から参拝させてもらったのですが、ここは是非、中に入ってください。
中には本殿があり、広い畳の部屋になっていて、ここで御祈祷などをするようです。
ここには大天狗と烏天狗の木製の像が置かれています。
御朱印もこちらでいただくことができました。
とても広い室内は参拝者が休憩を取れる畳の談話室や大勢の人が食事を摂れる大広間
トイレもとてもキレイで利用しやすいです。
また一室には驚くほど巨大な天狗のお面が安置されていました。
小さい子が迂闊に入ってしまったら、大泣き必須です。
これまで様々な神社を巡ってきましたが、こんな社務所は初めてでした。
まるで田舎のおばあちゃんの家に来たような、懐かしい空間です。
歴史が古く威厳のある神社なのに、こんなにアットホームな空間があるとは驚きです。
訪れた際には社殿の中に入って体験してみてくださいね。
不滅の御神火
社殿の中の廊下の片隅に大きめの「釜」が置かれています。
中は火が焚かれていてほのかに赤い光が見えました。
この火は「不滅の御神火」といわれていて、創建以来一度も火を絶やしたことがないのだとか。
まさに神がかった御神火といえるでしょう。
さらに上に置かれている大釜は直径70センチ、容量80リットルの大きなもので
ここで沸かしたお湯で約500人分のお茶を賄うことができるそうです。
ここで沸き立つ湯気に当たると、無病息災のご利益があると言われています。
古峯園
古峯神社本殿を出て階段を下りた右手に続くのが「古峯園」です。
扉の向こうには橋がかけられていて、その下をキレイな川が流れています。
その先には総面積25000坪の廻遊式日本庭園が広がっています。
山々に囲まれた中に立つ建物や四季折々の草花を楽しむことができます。
秋には美しい紅葉が見る人の目を楽しませてくれるのですよ。
池に移るカラフルな紅葉もキレイなのが想像できます。
またここには「峯松庵」という茶室があり、抹茶を楽しむことができます。
「峯の茶屋」では、庭園を見ながら軽食や懐石料理・甘味などをいただくことも可能です。
私が訪れた日は雨だったので、橋までしか行けませんでしたが
機会があれば、古峯園の美しい自然風景を見てみたいですね。
アクセス方法
古峯神社へのアクセスはちょっと大変です。
私は今回、車で行きましたが、車と電車・バスのアクセス方法をご紹介します。
車の場合
車で行く場合は、東北自動車道の「鹿沼IC」で降ります。
そこから古峯ヶ原方面に向かいましょう。
途中からは山の1本道になりますが、道路は整備されていますし
それほど、急な坂道やカーブはありませんでした。
混んでいなければインターから40分~1時間で到着です。
駐車場は20台くらい停めることができる広さでした。
電車・バスの場合
電車で行く場合の最寄り駅は、東武鉄道日光線「新鹿沼駅」です。
そこから「古峯ヶ原」行きの定期バスに乗り、終点で下車します。
バスの本数はかなり少ないので、行きはもちろん、帰りもバスの時間を調べた方が良いです。
おすすめは、「レンタカーを借りてでも車で行く」です。
おわりに。。。
古峯神社は山の神様が降臨しているといった、パワーあふれる神社でした。
御朱印が有名ですが、天狗信仰も興味深かったです。
古峯神社に到着するまでの道にも、仙人が住んでいそうな切り立った山場だったり
どこまでも透明度の高い清流など、自然のパワーをたくさんいただけます。
帰りは宇都宮に寄って餃子をパワーフードとしていただきました。
寄り道におすすめなスポットも点在しているので、やはり車で行くのがおすすめです。
最後までお読みいただき
ありがとうございました(≧▽≦)