多摩川浅間神社には強力な縁結びご利益あり！見逃せないパワースポットとは
2019/03/04
ご訪問ありがとうございます。
女神様がいる神社はご利益に迷信がつきものですね。
こんにちは。プリシラです♪
冒頭のご利益の続きですが、女神様が御祭神になっている神社というのは
「女性の願いを叶える」という神社が圧倒的に多いです。
一方で「女性はヤキモチ焼きが多いので、カップルで参拝すると別れる」とか
「カップルは一緒に鳥居をくぐらない方がいい」など、迷信めいた言い伝えを聞くこともあります。
今回ご紹介する「多摩川浅間神社」の御祭神は女神様です。
この神社にもカップルに不吉な迷信はあるのでしょうか。
さておき、多摩川浅間神社は多摩川を見下ろせる場所にある絶景神社でもあります。
居心地がいい上に、パワースポットが多いので人気のある神社です。
後から知ったのですが、とある映画のロケ地になったことでも知られています。
そんな多摩川浅間神社をご紹介していきます。
多摩川浅間神社ってどんな神社なの？
多摩川浅間神社は鎌倉時代に該当する1185年～1190年に創建されたといわれています。
その頃、源頼朝が豊島郡滝野川松崎に出陣したのですが
夫の身を案じた妻の北条政子は後を追っていました。
ところが、わらじで傷ついた足が痛むことから、多摩川の辺りで治療をすることになります。
その際に高台の丘に登った政子が目にしたのは、富士山の雄々しい姿でした。
富士山に鎮座している浅間神社は、政子自身の守り本尊だったのです。
政子は夫の武運を祈願して、身に着けていた「正観世音像」をその丘に安置します。
それ以来、地元の人たちはその正観世音像を「富士浅間大菩薩」と呼んで
お社を建ててお祀りしたそうです。
それが多摩川浅間神社のはじまりとなっています。
総本社は静岡県にある「富士山本宮浅間大社」です。
桜の名称ともいわれる、明るい雰囲気の神社ですね。
多摩川浅間神社は田園調布の氏神様として、現在でも多くの人に親しまれています。
多摩川浅間神社の社殿は神社建築としては、かなり珍しい2階建てです。
これは浅間造りと呼ばれる建築様式で、東京都内では多摩川浅間神社だけなのだとか！
ちょっと離れて多摩川浅間神社の社殿を見ると、エメラルドグリーンの屋根の奥に
更に小さな屋根が乗っているのが分かります。
全国に1300社以上ある浅間神社の中でも、この浅間造りの神社は4社だけです。
その中のひとつということで、かなり貴重な社殿ということになるのではないでしょうか。
御祭神とご利益
多摩川浅間神社の御祭神は、木花咲耶姫（このはなさくやひめ）です。
山獄を守る山の神様で有名な大山祇神（おおやまつみのかみ）の娘で
とても美しい女神といわれています。
天照大神（あまてらすおおみかみ）の孫である、瓊々杵尊（ににぎのみこと）と結婚。
その後、すぐに懐妊したことで、瓊々杵尊に「本当に俺の子か？」と疑われてしまいます。
そこで証を立てるため、出産時には産屋に火を放って、その中で無事出産。
「炎の中でも無事に生まれた子どもが、神の子でないわけがない」と瓊々杵尊を説得したのです。
桜のように美しいだけでなく、女性としての強さも兼ねそろえた女神様なので
女性の味方になってくれるといわれています。
冒頭でちょっと書きましたが、多摩川浅間神社に関しては
カップル参拝のジンクスはありません。
家庭円満・安産・子宝・縁結び・恋愛成就といったご利益があります。
美の女神であることから、「綺麗になりたい」という女性にもおすすめです。
多摩川浅間神社の見逃せない見どころ
多摩川浅間神社の見どころをご紹介します。
境内に入る前から、見逃せないスポットが満載なので注意してくださいね。
大祓詞
多摩川浅間神社は駅から真っ直ぐなのですが
駅にいちばん近い参道は脇から境内に入る形になります。
ですから坂道になっている参道を通り越して、階段の下に出てくださいね。
その階段の手前にあるのが「大祓詞」です。
石で出来た不思議な置物で、中心の黒い部分を回すことができます。
ここには穢れを祓うための祝詞が書かれています。
出雲大社にも「祓いの社」があるように、穢れを落とすためにあるのです。
神聖な境内に入る前に、ここで大祓詞を回して身を清めてくださいね。
富士塚
大祓詞の先にある階段を登ると、更に境内に続く階段になります。
しかしここは参道でありながら、富士塚になっているのです。
富士塚といえば境内に単独で鎮座しているのがほとんどです。
多摩川浅間神社のように参道と一体になっているのは初めて見ました。
しかも階段がクネクネしているので、本当に登山をしている気分です。
途中には「白糸の滝」もあり、富士山を忠実に再現しているのを感じます。
この富士塚を登りきると、社殿が見えてきますよ。
境内社
境内に繋がる鳥居をくぐってすぐ右手にあるのが、「境内社」です。
小さなお社が集まってひとつの境内社になっています。
ここには…
・阿夫利神社
・三峯神社
・稲荷神社
・小御嶽神社
という四社の神社が鎮座しています。
小さな狛犬が可愛らしい印象でした。
こちらにも是非、ご挨拶して日頃の感謝を伝えてみてくださいね。
展望スペースの秘密
右手に境内社、正面に社殿、そして左手には高台の展望スペースが設けられています。
展望台からは多摩川、丸子橋、東急東横線などを見渡すことができます。
天気が良くて空気が澄んでいると、富士山がよく見えるそうです。
北条政子が見た景色も、ここから見える景色だったのかもしれませんね。
さて、この展望スペースには、知る人ぞ知る秘密があります。
それは映画「シンゴジラ」の舞台になった場所だということです。
あの某作戦の前線基地がここに設けられました。
映画の中に多摩川浅間神社も登場しているそうですが、私には記憶がありません。
ということで、シンゴジラのロケ地として、映画ファンも多く訪れるのだそうです。
私はこれを知ったことで、もう一度シンゴジラを見てみたくなりました。
いや、きっと見てしまうと思います(笑)
多摩川浅間神社の人気パワースポットと御朱印
ご利益にあやかるパワースポットがあるのも多摩川浅間神社の魅力です。
多摩川浅間神社は縁結び、安産・子宝といった、女性寄りのご利益が多いんですよ。
子産石
境内を散策していると、丸い形の2つの石が並んでいるのを見つけることができます。
これは「子産石」です。
元々は海の中にあった岩が、長い年月をかけて波で削られて丸くなり
ある時、ポロッと本体の岩から離れてできた丸い石のことです。
この様子が子どもが生まれる様子と重なることから
子産石という名前になったといわれています。
この丸い可愛らしい石を撫でることで、子宝に恵まれるというご利益をいただくことができます。
子宝に恵まれるので「子宝石」と呼ぶ人もいます。
見ているだけで穏やかな気持ちになれる、不思議な石です。
夫婦銀杏
境内には御神木にもお目にかかれます。
多摩川浅間神社の御神木は、日本が仲良く並んだ「夫婦銀杏」です。
夫婦銀杏は他の神社でもよく見かけますが
夫婦和合や家庭円満のご利益が強い神社なので、よりパワーが強そうですね。
触ることもできるので、近くに行ってパワーをいただくのもおすすめです。
多摩川浅間神社の御朱印
多摩川浅間神社では御朱印をいただくことができます。
ただ社殿のある境内に社務所がないので注意しましょう。
社務所は富士塚の階段を下りて、右手側にあります。
社務所の側には大きなカエルの石像があるので、それを目印にしてくださいね。
多摩川浅間神社の御朱印は背景が月替わりになっています。
春なら桜、秋なら銀杏など、12ヵ月分、12種類の御朱印が用意されています。
私がいただいた御朱印はこちらです。
御朱印をいただくことができる時間は、10:00～16:00です。
初穂料は500円になっています。
通常は手書きでいただくことができますが
例大祭など、神社の都合により書置きの御朱印になることがあります。
アクセス方法
多摩川浅間神社の最寄駅は「多摩川駅」です。
東急東横線、目黒線、多摩川線で乗り入れすることができます。
駅を出たら線路沿いに真っ直ぐ進みます。
数メートル歩いたところで脇から境内に入る坂道の参道が見えます。
でもここから入ると「大祓詞」で穢れを落とすことができませんので
この入口はスルーして、もう少し先に進んでみてください。
多摩川浅間神社の正面の鳥居が見えてきます。
所要時間は2分～3分です。
おわりに。。。
多摩川浅間神社は入口から圧倒される素晴らしい神社でした。
参道が富士塚になっているところは、見どころの一つといえるでしょう。
入口から想像するに、それほど広くないのかな、と感じるのですが
境内は見晴らし台も含め、とても広く開放感のある神社です。
女神さまが鎮座する神社なので、女性は是非参拝して良い気をいただきましょう。
もちろんカップルで仲良く参拝するのもおすすめですよ。
最後までお読みいただき
ありがとうございました（≧▽≦）