芝東照宮は水にまつわる不思議なご利益!御朱印には特別な御守り付き
2018/12/26
ご訪問ありがとうございます。
四大東照宮に該当する東照宮をご存知ですか?
こんにちは。プリシラです♪
東照宮といえば「徳川家康公」のお墓があることで有名ですね。
その東照宮は実は各地にあって、その中でも四大東照宮とされているうちのひとつが芝東照宮です。
芝東照宮の近くには東京タワー、芝公園、増上寺などがあり
観光名所が点在する、東京都内でも注目されやすいスポットです。
神社好きから見れば、婚活にご利益があることで有名な「芝大神宮」があります。
今回は徳川家康公にゆかりのある、芝東照宮をご紹介します。
見逃してしまいがちな「見どころ」も合わせてレポートしていきます。
芝東照宮ってどんな神社なの?
芝東照宮の側にある増上寺は、徳川家の菩提寺として定めれられたお寺です。
徳川家康は亡くなる前、還暦の記念に自身の寿像(じゅぞう)を作らせました。
寿像とは、その人が生存中に作っておく、等身大の肖像彫刻です。
家康は駿府城に祭祀していた寿像を自分の死後、増上寺に祀るように言いました。
家康が亡くなった江戸時代初期、増上寺の境内に社殿を創建したのが芝東照宮の始まりです。
ところが明治時代初期の神仏分離のため、増上寺から切り離さなければならなくなります。
そこで東照宮を称して、この寿像を御神体とし「芝東照宮」にお祀りしました。
この寿像は1963年に東京都の重要文化財に指定されています。
その後の戦争により、御神体と天然記念物の公孫樹以外は一度、焼失しています。
1969年に再建されたのが、現在の社殿です。
芝東照宮は創建された当初、家康の法名から「安国殿」と呼ばれていたそうです。
日光東照宮・久能山東照宮・上野東照宮と並んで「四大東照宮」のひとつとなっています。
御祭神とご利益
芝東照宮の御祭神は、すでに何度も出てきていますが、徳川家康公です。
正確には徳川家康公の寿像を御神体としてお祀りしています。
芝東照宮に家康公のお墓はありませんし、過去にお墓になったこともありません。
現在のお墓は久能山東照宮から移されて、日光東照宮にあるのは有名ですよね。
とはいえ、家康が大切にしていた自分自身ともいえる寿像をお祀りしていることから
多くの武将ファンに人気のある神社です。
芝東照宮のご利益は、公表されてはいませんが
徳川家康の生き様を知っていれば、何となく想像できるのではないでしょうか。
天下人となって戦国の世を統一し、さらに徳川家を長年反映させた第一人者です。
これは「勝負運」「出世運」に多大なご利益があるといえるでしょう。
とはいえ、私個人の感想なのですが…
東照宮はあまりご利益をいただくような神社には思えないのが正直なところです。
この時代の流れを作った過去の偉人に、安らかに眠って欲しいと願うばかりです。
芝東照宮の見どころは?
芝東照宮は日光東照宮や久能山東照宮を想像してしまうと
あれほど広く大きい境内ではありません。
イメージとしては上野東照宮に近いものがあります。
小さな神社なので見どころを見落としてしまいがちなので、注意しましょう。
御神木の銀杏
芝東照宮の境内には他の木々とは比べ物にならない存在感を放つ銀杏があります。
これは御神木の銀杏です。
この銀杏は1641年に徳川家三代将軍・徳川家光が植えたものと伝えられています。
1641年は実をいうと、増上寺から安国殿が分かれて創建された年です。
昭和5年に国の天然記念物に指定されましたが、昭和27年に一旦解除されます。
その後、昭和31年に東京都の天然記念物に指定されています。
見るからに何かパワーを放っているのが分かる御神木です。
家光が植えたと想像するだけでも、歴史ファンの心が躍るのではないでしょうか。
葵の井戸
ちょっと見つけにくい場所に、古びた井戸があります。
この井戸は「葵の井戸」という名前がついていて、ただの井戸ではありません。
芝東照宮は東京大空襲で一度焼失していますが、御神体は当時のまま残っています。
これってちょっと不思議ではないですか?
実は空襲の時、御神体を入れて守ったのが「葵の井戸」なのです。
その言い伝えから芝東照宮は「水に力がある」とされています。
芝東照宮の社務所では御神水の「天恵」を購入することができます。
こういうところからも、水に守り守られた神社であることが分かりますね。
例大祭
芝東照宮の例大祭は、毎年4月17日に行われます。
徳川家の関係者をはじめ、氏子など総勢100名が参列する華やかなお祭りです。
4月はちょうど桜の時期でもあるので、境内の八重桜が咲き誇る中
例大祭が厳粛に行われるのです。
境内では表千家柴門会によるお茶の接待や、伊勢音頭などの踊りが奉納されます。
昔ながらの風情を漂わせる、東京では貴重な例大祭になっています。
芝東照宮の御朱印
芝東照宮の御朱印は社殿に向かって、左手にある社務所でいただくことができます。
社務所では御朱印の他にお守りやお札も並べられていました。
御朱印は1種類で、初穂料は500円です。
お願いすればその場で書いていただくことができます(書置きもあります)
御朱印をいただくことができる時間は、9時から17時です。
御朱印には特別な御守りが付いてきます。
家康ゆかりの日光の杉を使って作られた御守りです。
ふんわりと木の香りが感じられる癒しの御守りとして親しまれています。
この御守りと同じ杉の気から作られているのが、芝東照宮の御朱印帳です。
芝東照宮の御朱印帳は日光杉並木の古木を利用して作られています。
通常の御朱印帳よりも大きめですが、木の質感と香りがなんともいえません。
初穂料は1800円で、この中には御朱印代も含まれています。
御朱印帳の裏には徳川家康の理念や信念として有名な「東照公御遺訓」が書かれています。
興味のある方は、手に入れてみてはいかがでしょうか。
アクセス方法
芝東照宮はとてもアクセスしやすい場所にあります。
東京タワーのおひざ元なので、東京タワー目指して行く感じです。
・都営三田線「芝公園駅」のA4出口すぐ
・都営三田線「御成門駅」のA1出口から徒歩2分
この2つのアクセスが1番近いアクセス方法ですね。
他にも都営浅草線・大江戸線「大門駅」なら、徒歩5分ですし
JRを使うなら「浜松町駅」からも徒歩圏内です。
一緒に増上寺参拝や東京タワー観光もおすすめですよ。
おわりに。。。
徳川家康公ゆかりの神社ということで、興味深い神社でした。
東照宮の中には、まだお邪魔できていない所もあるので、これを機に足を運びたくなりました。
春は芝東照宮だけでなく、芝公園や東京タワー周辺も桜がキレイです。
こういった季節に合わせて足を運ぶのも風情があって良いですね。
ちなみに浜松町方面に歩いていくと周りには飲み屋や飲食店が並んでいるので
帰りに立ち寄って、ゆっくり過ごすのもおすすめですよ。
最後までお読みいただき
ありがとうございました(≧▽≦)