鞍馬寺は宇宙とつながるパワースポット!見どころとご利益は?
2018/10/14
ご訪問ありがとうございます。
パワースポットという言葉が流行る前からパワースポットであった聖地です。
こんにちは。プリシラです♪
京都の中では全国的に有名な鞍馬山。
ここは古くからパワースポットとして、様々な霊能者を唸らせてきた場所です。
その山頂にある鞍馬寺にとうとう足を踏み入れてしまいました。
私、個人的にも「いつか絶対に行きたい場所」だったので、とても感慨深い旅でした。
そんな鞍馬寺で見つけたパワースポットと鞍馬から貴船まで山道を歩いた
この上ない体験談を書いてみたいと思います。
鞍馬寺ってどんなところ?
鞍馬寺は770年に鑑禎が草庵を結び、毘沙門天を安置したのが始まりだと伝えられています。
鑑禎とは唐から仏教を広めるために渡来した鑑真の最も年少の高弟だったそうです。
その後、796年に観世音菩薩を信仰する藤原伊勢人が、千手観音像を造り
毘沙門天とともに小堂に安置したといわれています。
何故、毘沙門天と千手観音を一緒に祀ることになったのかというと…
伊勢人はお告げを受けて白馬を追ううちに、鞍馬山で毘沙門天を祀る小堂を見つけたと言われます。
その夜、伊勢人は夢のお告げで「毘沙門天と観世音菩薩は名前がちがうだけで、もとは一体である」と、教えられました。
そこで、毘沙門天と千手観音を一緒安置したのです。
そして鞍馬寺は昭和24年に天台宗から独立し、鞍馬弘教総本山となりました。
鞍馬寺は何度の火災にあって焼失し、再建を繰り返してきました。
その為か、歴史が古い割に比較的社殿が新しいのが特徴です。
鞍馬寺のご本尊
鞍馬寺のご本尊は「尊天」と呼ばれています。
尊天は、毘沙門天・千手観音・護法魔王尊の三身が一体となったものを表わしています。
三身は「太陽・月・地球」「光・愛・力」を象徴しているそうで
尊天は「すべての生命を生かし存在させる宇宙のエネルギー」なのだといわれています。
護法魔王尊は秘仏となっていますが、60年に一度丙寅年に公開されます。
その本尊はなんと背中に羽があり、鼻が高い仙人のような姿をしています。
背中に羽…鼻が高い…?
何か思い当たるものがありませんか?
そうです。天狗です。
鞍馬山は霊力の強い霊山で古代から山岳信仰が盛んでした。
鞍馬山には山の精霊である大天狗が棲むといわれているのは有名ですね。
その大天狗は「僧正坊」と呼ばれ、天狗の中でも最高位なのだとか。
ですから、鞍馬山の大天狗僧正坊、別名「鞍馬天狗」は護法魔王尊だったと考えられています。
鞍馬寺のパワースポットな見どころ
それではいよいよ、鞍馬山に入って行きましょう。
最寄駅である「鞍馬駅」を出たとことから見どころが満載です。
駅前の鞍馬天狗
叡山電車「鞍馬駅」を出ると、まず目に飛び込んでくるのが名物の「鞍馬天狗」です。
大きな鞍馬天狗の顔が堂々とした姿でそこにあります。
鞍馬山を訪れる人にとって、ここは絶好の記念撮影スポットなんです。
天に向かってそびえ立つ立派な鼻とギョロッとした目は、子供なら泣いてしまいそうな迫力です。
私が訪れた日は大雪の後でした。
なんと自慢の鼻がポッキリと折れてしまった後だったのです。
貴重だけど、残念なような…複雑な気持ちを押さえつつ、もちろんカメラにおさめてきましたよ。
あああ…なんと悲しげな天狗様なのでしょう。
治療中で絆創膏を貼ってあるところがお茶目ですね。
魔王の滝
貴重な体験にめげず、少し歩くと鞍馬寺の立派な山門が見えてきます。
「ついに来たぜ…」という何とも言えない高揚感に包まれます。
山門をくぐって手水場で手と口を清めたら…ここからは緩やかな登り坂が続きます。
天気は曇りですが、降り積もった雪が凍って滑りそうです。
それでも足を踏ん張りながら進むと、数歩ごとに鳥居やお社が見えてきます。
その中に「由岐神社」もあります。
由岐神社は別記事で作成したのでこちらからどうぞ♪
寄り道した中でも1番印象的だったのは「魔王の滝」です。
山道の右側に石造りの鳥居や祠が見えて、小さな池があります。
その池の遥か頭上から水が滴り落ちています。
これが魔王の滝と呼ばれる場所で、パワースポットです。
名前はインパクト大ですが、落ち着いた雰囲気がまるで天から注がれる命の水のようです。
自然の偉大さを感じることもできますよ。
本殿金堂
由岐神社を過ぎてからは、ひたすら山道や階段を登るルートでした。
途中で小さな祠や古き良き「ぼっとん便所」なるものに遭遇しながらも、ひたすら登ります。
この登り道は、かなりしんどいです(雪が積もっていたから余計に…)
実は由岐神社の手前にケーブルカー乗り場があるので、体力に自信がない人は利用しましょう。
そして登って登って…時々心が折れそうになりながら、登ること40分ほど。
よやく山頂にある「本殿金堂」にたどり着きました。
これまで曇り空でどんよりした山道を進んできたのですが
頂上に着いた途端、晴れたのです!これには驚きました!
ドーンと君臨する本殿金堂は、やはり素晴らしいです。
狛犬ならぬ「狛虎」が守護しているのですが、鞍馬寺は虎が使いみたいですね。
お守りやおみくじにも描かれているのは虎でした。
私はすっかり天狗だと思っていて、天狗のお守りを期待していたのですが…(汗)
そしてここには、鞍馬山で最大のパワースポットがあります。
それが本殿金堂の前にある、三角形の石が並べられた六芒星です。
これは金剛床と呼ばれ、宇宙エネルギーを受け取ることができる場所なのだそうです。
普段はその恩恵にあずかろうと行列ができるそうですが、この日は雪道&平日だったのでガラガラでした。
六芒星は古代神聖幾何学の図形で天と地のエネルギーを取り入れて
新しいエネルギーを生み出す形だといわれています。
地元の人っぽい方に「ここが1番のパワースポットだから」と教えてもらいました。
その方は六芒星形の中心に立って両手を天に向けてパワーを浴びている様子。
同じように同じ場所に立ってパワーをいただいてみましたよ。
晴れているのに粉雪が降ってきて、とても幻想的でした。
本殿金堂の向かいに広がる光景も神様が降臨しそうな神々しさでした。
せっかく鞍馬寺まできたのなら、絶対にここでパワーをいただいてくださいね。
鞍馬寺から貴船神社に向かう木の根道を歩いてみた
せっかくたどり着いた山頂で、鞍馬寺でもっとゆっくりとパワーを味わいたかったのですが
時間の関係で先を急ぎます。
鞍馬寺には護法魔王尊が地球に降り立ったといわれる奥之院があります。
その先は貴船神社に続いていて、鞍馬山の中を歩いて行くことができます。
鞍馬寺本堂から貴船神社まで続く山道は、地面が固いので、木の根が地表に浮き出てしまうそうです。
ただし、この日は雪が積もっていて木の根の様子は見えません(残念)
木々に積もった雪が風と共に落ちてきて、ちょっとドキドキします。
ここから貴船に向かってかなり険しい山道を歩いて行きます。
鞍馬山の境内を出て、奥之院へ続く山道に出た途端、空気が変わるのが分かります。
それもそのはず、ここはかの有名な牛若丸が天狗から武術を習って修行した伝説の場所です。
ここから3つのお堂を訪れることができます。
義経堂
やがて見えてくるのが「義経堂」です。
鞍馬山と言えば、幼少期の源義経が修行をしていた場所です。
父の源義朝を平清盛に殺され、兄の源頼朝は伊豆に流され、母と別れて一人
鞍馬山の寺に預けられた幼い牛若丸は天狗に武芸を習ったという話は有名ですね。
最終的には兄の頼朝に憎まれ、悲劇的な最後を遂げました。
しかしその魂は鞍馬山に帰ったと信じられ、遮那王尊として義経堂に祀られています。
僧正谷の不動堂
次に見えてくる「不動堂」は少年時代の牛若丸が鞍馬天狗に兵法を教わった、まさにその場所です。
大天狗に鍛えられたことで義経は身軽な上に武術にたけ、戦上手になりました。
そのパワーは平家の大軍を打ち破り、滅亡させてしまうほどです。
そんな義経を恐ろしいと遠ざけ、兄の頼朝は憎んだ結果、悲しい最後に繋がるのですが…
義経の原点はやはり鞍馬山にあるのだと、感じさせられますね。
パワースポットとしてのエネルギーの高さを体感できます。
奥の院 魔王殿
いよいよ、奥之院である「魔王殿」が見えてきます。
魔王殿は650万年前に金星から護法魔王尊が地球に降り立った場所といわれています。
金星から来たとされる護法魔王尊は神智学では「サナト・クマラ」と呼ばれていて
キリスト教では堕天使とされる「ルシファー」のことでもあります。
ルシファーが宵の明星と呼ばれていることからも分かるように、実際に深い繋がりがあるのだとか。
魔王殿と呼ばれるだけあって、この辺りのパワーはただ事ではありません。
魔王殿には「嫌なもの、邪気を吸い取る力がある」と言われていますが
反対に「人々の邪念が淀んでいる場所」でもあるので、長居は無用です。
鞍馬山歩きは絶対におすすめ
私は鞍馬寺から貴船神社まで歩きましたが、それでもかなりしんどかったです。
しかし、奥之院からはほとんど下りだったので、まだ良かったかな。
これが貴船神社から鞍馬山だと、もっとキツイらしいです。
でも山のパワーを十分に吸収して、晴れたり雪が舞ったりする中を歩くことができて本当に良かったです。
かなりパワーチャージができたのはもちろん、浄化までされたようでスッキリでした。
このハイキングコースは絶対におすすめです!
今度は新緑の季節にもう一度、歩いてみたいですね。
でも、翌日の筋肉痛はハンパないです。。。
アクセス方法
それでは京都駅から鞍馬寺までのアクセス方法を見ていきましょう。
鞍馬は京都の中でも北側の端っこになるので、京都駅からは1時間弱かかります。
京都駅からJR奈良線に乗ったら一駅目の「東福寺」で下車します。
そこから京阪本線に乗り換えて「出町柳駅」で下車しましょう。
更に叡山電鉄に乗り換えて終点の「鞍馬駅」で下車すると
鞍馬天狗の待つ駅前に到着です。
おわりに。。。
長々と書いてしまいましたが、本当に鞍馬山、鞍馬寺は素晴らしかったです。
とても霊力の強い場所なので、体調が悪い時や心が弱っている時は避けた方が良いかもしれません。
山門から鞍馬寺、更には鞍馬寺から貴船神社まで歩く場合は
必ず水分補給、栄養補給できるものを持参するのがベストです!
途中で雪に降られたり、雪道で滑り落ちそうになったり、大変でしたが…
是非、もう一度行きたい場所になりました。
人生におけるとても良い体験ができたと思います。
山歩きが好きな人も、そうでない人にも絶対におすすめしたいです。
最後までお読みいただき
ありがとうございました(≧▽≦)