鬼子母神の伝説を辿って雑司ヶ谷で子宝祈願はいかが？
2017/02/22
ご訪問ありがとうございます。
神様の中には時に不思議なエピソードを持っていることがあります。
こんにちは。プリシラです♪
鬼子母神をご存知ですか。
各地のお寺に点々と存在する不思議な場所です。
何が不思議かというと、鬼子母神の文字を見てみると
「鬼」「子供」「母」「神」という文字があり、違和感を覚えます。
鬼なのに神様なのか、という部分です。
鬼子母神には古くから伝わる伝説があるんです。
ここでは鬼子母神の伝説と実際に行ってみた感想を綴っていきます。
子宝祈願！鬼子母神の伝説とは
鬼子母神は鬼の子を産む母親鬼であることからお話は始まります。
多産な鬼でその子供は500人も1000人もいたと言われていました。
しかし鬼であることには変わりないので、母鬼は子供を育てるために
なんと人間の子供を捕まえて喰らっていました。
その鬼の仕業に嘆き苦しんだ人間の母親達はお釈迦様のところに助けを求めます。
するとお釈迦様は母鬼の1番末っ子の小鬼を隠してしまったのです。
それを知らない母鬼は嘆き悲しんで末っ子の鬼を探しましたが一向に見つかりません。
悲しみでヘトヘトになりながらお釈迦様に助けを求めます。
するとお釈迦様が言いました。
「500人も1000人も子供がいてもそんなに悲しみに暮れるのに
1人、2人しかいない子供を失った人間の母親の気持ちが分かるでしょう」と。
そこで母鬼は悟ります。
「人間の母親も子供のために悲しむ気持ちは同じなのだ」と。
IMG_1876 / imnakashima今では子宝祈願のパワースポットになったというから驚きです。
実際に雑司が谷の鬼子母神を訪ねてみた
鬼が神様になるという異例の事態ですが、伝説になるほどのお話です。
お釈迦様が深く反省した母鬼を神様にしたという説もあります。
そんな伝説を聞いてしまうと急に鬼子母神に興味がわいてきますね。
そこで雑司が谷にある鬼子母神を訪ねることにしました。
鬼子母神は伝説の通り、子供を守る神様です。
一方で多産であったことから、子宝祈願、安産祈願のご利益もあります。
鬼子母神の正式名称は「威光山法明寺」といいます。
北側の西参道から入る形になりましたが、静かな中にはお香のいい匂いがします。
表に出るとかなり立派なご本堂が姿を表します。
屋根には鬼子母神の鬼の姿をした像が置かれています。
朝早かったにも関わらず鬼子母神には次々と人が参拝に訪れます。
散歩ついでの人、鬼子母神目的の人、毎朝来ていそうな人、様々です。
地元の人にも親しまれている場所なのが感じられました。
ここの絵馬にはザクロの絵が書いてあります。
これはお釈迦様が鬼子母神に
「また人間が食べたくなったらザクロの実を食べて思い出しなさい」と言われたことにあります。
ザクロの味が人間の肉の味に似ているのかは不明ですが。。。
古社武芳稲荷も忘れずに
同じ境内にあるお稲荷さん「古社武芳稲荷」はこの土地の地主神です。
朱い鳥居がいくつも並んでいるのが印象的なパワースポットなんです。
御祭神は倉稲魂命（うかのみたま）で巻物をくわえたお稲荷様がいます。
鳥居をくぐって歩いているだけで浄化されるような気持ちになります。
また、お稲荷さんの前には樹齢700年とも言われる大きな銀杏の木があります。
天然記念物に指定されているこの銀杏は「子授け銀杏」と呼ばれています。
この銀杏は鬼子母神のご神木で高さは33m、幹の周囲は11mと言われています。
囲いがあるので触ることはできませんが、周りを歩くだけでもすごいパワーです。
ゆっくりと歩いてパワーを頂いて来ましたよ。
アクセス方法
雑司ヶ谷の鬼子母神へは池袋駅を利用します。
池袋駅の東口から出て明治通りを新宿方向へ歩き、「南池袋3丁目」歩道橋を左折です。
時間的には徒歩15分というところでしょうか。
もう少し近い最寄り駅でいえば東京メトロ副都心線の「雑司が谷駅」です。
１番出口から徒歩５分ほどで到着します。
初めて訪れるから迷いそうな場合は都営荒川線を使うのもおすすめです。
東京に残る数少ない路面電車に揺られて「鬼子母神前」で下車すれば目の前です。
おわりに。。。
池袋から歩いていけるパワースポットとして有名な鬼子母神。
名前は不思議ですが、伝説を聞くとちょっと興味がわきませんか。
池袋とは思えない静かな場所なので、気持ちも癒されますよ。
猫にも会えます。
最後までお読みいただき
ありがとうございました（≧▽≦）