ヨガで猫背を矯正できるって嘘なの?猫背に効くポーズとは?
2018/02/24
ご訪問ありがとうございます。
気づくと猫背になっていることってありませんか。
こんにちは。プリシラです♪
私は何も意識せずにいると、猫背になっていることがあります。
猫背って、周りから見るとちょっとカッコ悪いというか、見た目は良くないですよね。
やはり背中がピンとしている人の方が、カッコイイですし
健康上も良さそうです。
ヨガをしているとよく言われるのは「ヨガで猫背は治るのか」という部分です。
ヨガでは姿勢を正して行うポーズが多いですが、それは猫背にも効果ありなのでしょうか。
ここではヨガと猫背矯正について見ていきましょう。
猫背に悩んでいる人は、参考にしてみてくださいね。
ヨガで猫背は治るの?
「ヨガを始めたら猫背が治った!」
「ヨガの簡単なポーズで猫背が治ります」
こんな体験談や情報を聞いてしまうと、猫背で悩む人にとっては
「それならヨガを始めなくちゃ」と思ってしまいますよね。
実際に私もそうでした。
ヨガで猫背が治るなら、整骨院などで見知らぬ人に触られるよりも良いと思ったのです。
猫背を治す1番良い方法は、病院に行くことだと言われています。
病院の場合最低でも半年~1年は通う必要があり、通院の手間やお金がかかります。
そうなると「たかが猫背」となって、結局通わなくなってしまう人が多いのです。
では、ヨガで本当に猫背が治るのでしょうか。
これは医学的に「治る」と証明されているものではないので
「治りますよ」とは簡単に言うことはできません。
しかしヨガを行うことで、猫背の矯正に近づけるのは事実です。
言い換えてしまえば、何もしない状態よりも猫背矯正に近づいているといったイメージでしょうか。
事実、猫背を矯正したいがためにヨガを始めた私も、すぐに猫背が改善された訳ではありません。
しかし、現在では「以前よりも良くなっている」と鏡に映った自分を見て感じます。
ヨガに猫背改善を望むのであれば、まずは猫背のメカニズムを知る必要があります。
まずは、どうして猫背になってしまうのか、を見ていきましょう。
猫背になる理由を知ろう
子供の背中って見たことありますか?
いつも背中がピン、としているのです。
立っている時はもちろん、走っても、座っても、おやつを食べている時も
子供は自然体で背中が真っ直ぐなのです。
誰にでも子供時代はあったはず…
誰もが最初から猫背だった訳ではありません。
そう、猫背には原因があるのです。
何故、大人になると猫背になるのか…その原因をご紹介します。
筋力の低下
猫背の原因としてよく言われているのが「筋力の低下」によるものです。
姿勢を保つ時に働く背中の広背筋などの筋肉の低下により、正しい姿勢を保てなくなってしまいます。
また、骨盤を支える筋肉が弱い人も猫背になる傾向があります。
骨盤の筋肉が弱いと骨盤を支えることが難しくなり、骨盤が歪んでしまいます。
骨盤が歪むことで、姿勢を保つ背中の筋肉に負担がかかりやすくなるのです。
そうなると姿勢を維持する為の筋肉に疲労がたまり、結果、背中を支える力が弱くなり猫背になります。
ですから、筋力の低下が猫背を作るからといって、闇雲に筋トレを始めれば良い
ということではありません。
まず、鍛えたいのは「骨盤を支える筋肉」そして、「背中を支える筋肉」です。
年齢と共に衰えやすい筋肉ですが、言い換えれば、鍛えにくい場所にある筋肉でもあります。
筋肉の柔軟性の低下
筋力の低下では背中と骨盤の筋肉の話をしましたが
筋肉には柔軟性も必要です。
ここで注目したいのは身体の前面についている「大胸筋」です。
この大胸筋が萎縮することによって、肩の関節が前に引っ張られてしまい猫背になります。
大胸筋は腕をあげたり、広げたりという「腕を動かす」動作をする時に必ず動く筋肉です。
当たり前に動きそうな筋肉ですが、生活習慣によっては、全く動かさないこともあります。
例えば1日の中で腕を肩より上にあげた回数は、何回あったでしょうか。
この回数が少なすぎて分からない場合、大胸筋はほとんど動かされていません。
あまりに動かさないことが続くと、大胸筋は柔軟性を失いどんどん萎縮してしまうのです。
その結果、猫背に繋がってしまいます。
現代病になりつつある猫背
スマートフォンの普及により、猫背は現代病に近づきつつあります。
電車の中などで、スマホを一生懸命いじる人を思い出してみてください。
基本、うつむき加減、前のめり、首だけ前に出ている…
この姿勢を長時間続けることで、どうなるかは、想像できますよね。
そして仕事がデスクワークの人は、1日中パソコンに向かっています。
仕事に夢中になると、知らない間に首から上や上半身だけが前に出ていることもあります。
そして運動不足になれば、筋力の低下に繋がります。
こうした生活習慣により、猫背になる人の数は、年々増えているのです。
ついでに番外編ですが、ネガティブ思考の人も猫背になりやすいと言われています。
ネガティブ思考の人は自分に自信が持てず、俯いて歩く人が多いのです。
いつも俯き加減=前のめり=肩や首が前に出て背中が曲がる
これが癖のように日常化してしまったら…猫背になるのは目に見えています。
ヨガと猫背の関係
猫背は急に発症するものではありません。
毎日の積み重ねの結果、猫背になってしまうことがほとんどです。
ですから、上記した生活習慣を改善していけば、軽度の猫背なら治る可能性があります。
しかし、蓄積している年数が十数年単位の場合、その猫背はなかなか改善が難しいです。
もちろん、生活の改善は必要ですが、同時に筋力の向上や筋肉の柔軟性を取り戻す必要があります。
日頃からスポーツを習慣にしている人や、肉体労働を仕事にしている人には猫背の人が少ないです。
運動が嫌い、デスクワークでほとんど動かない…こういった人は年齢と共に筋力が低下しています。
私もまさにココに当てはまります。
そこで必要なのは、必要な筋肉を効率よく鍛えることですね。
「筋トレ」をすればいい、と考えがちですが、運動嫌いな人がジムにいっても続きません。
(私が証明です(笑))
それに激しく筋肉を鍛えても、身体に負担がかかり
これまで問題がなかった場所に影響が出てしまうこともあります。
運動が嫌いでも、続けやすい上に、筋肉を鍛えることができる…
そう考えた時におすすめされたのが「ヨガ」でした。
特に筋力低下で登場した「骨盤を支える筋肉」は、身体の表面でなく内側にある筋肉です。
通常の筋トレで鍛えるのが難しいといわれる「インナーマッスル」という筋肉になります。
インナーマッスルとは?
ヨガはこのインナーマッスルを鍛えるのに適したスポーツなのです。
しかも激しい動きではなく、ゆっくりとした動きなので、初心者にも入りやすいのが特徴です。
猫背矯正を目指すなら、猫背に繋がる生活習慣を見直して
且つ、低下している筋肉を効率よく鍛えてあげることで、改善に繋がります。
ヨガを続けることで「猫背が治る」とは言い切れませんが
猫背を改善の方向へ促してくれるのは事実です。
猫背矯正におすすめのポーズとは
さて、ヨガには様々なポーズがあります。
ここではその中でも、猫背矯正に効果的なポーズをご紹介します。
初心者、中級者、上級者それぞれに、おすすめのポーズを紹介するので
少しずつポーズに慣れていってくださいね。
【初心者】 猫のポーズ
解説
ヨガの基本でもよく出てくる「猫のポーズ」です。
簡単そうに見えて、意外と難しい動きなんですよ。
ポイントは、背中を丸める時も、反らせる時も「ゆっくり」と動かすこと。
あとはポーズが決まったら、いつもより長めに呼吸をすることです。
猫になった気分で脊椎に意識を向けて行いましょう。
【中級者】 猫の伸びのポーズ
解説
猫シリーズで恐縮ですが、今度は「猫の伸びのポーズ」です。
上手に出来るようになると気持ちいいポーズでもあるので、マスターしましょう。
ポイントはお尻の位置は最初に決めた場所から動かさないことです。
あとはなるべく胸やあごを床にくっつけましょう。
呼吸を深くゆっくりと行いながら、身体の伸びを感じましょう。
【上級者】 らくだのポーズ
解説
なかなか難易度が高いのが「らくだのポーズ」です。
特に体が硬い人は、なかなかマスターできないかもしれません。
ポイントは膝の真上に腰がくるように位置を調整することです。
無理すると腰に負担がかかるので、無理のない程度に行いましょう。
この3つのポーズを定期的に取り入れて、猫背改善を目指しましょう。
おわりに。。。
ヨガを始めたことで、必ず猫背が治る!という保証はありません。
でも、何もせずに生活をしている人と比べると、改善に向かうはずです。
猫背を矯正するには、骨盤や背中を支える筋肉を強化してあげることや
日常生活で猫背の原因となる姿勢や習慣を見直すことが大切です。
ヨガは筋肉を強化する部分を助けてくれるので、無理なく続けていると
猫背は少しずつ改善されていきます。
最も重要なのは「続けること」です。
一時的に頑張るよりも、できることだけコツコツ続ける方が結果に繋がりますよ。
最後までお読みいただき
ありがとうございました(≧▽≦)