大宮八幡宮は御神木がそびえるパワースポット!そのご利益とは?
2017/07/24
ご訪問ありがとうございます。
東京のへそ、と呼ばれているのが、今回ご紹介したい神社です。
こんにちは。プリシラです♪
大宮八幡宮と言う名前ですが、埼玉県の大宮にあるわけではありません。
なんと地理的に東京の中心にあるのが「大宮八幡宮」なのです。
その広さは東京ドームとほぼ同じというから驚きですね。
明治神宮、靖国神社に続いて、東京では3番目の広さを誇る神社です。
それなのに自然に囲まれた、とても素晴らしい神社でした。
それでは大宮八幡宮のお話を聞いてください!
大宮八幡宮ってどんな神社なの?
杉並区にある大宮八幡宮は、とても神聖な場所に建てられています。
昭和44年には旧境内地から弥生時代の祭祀遺跡が発掘されたそうで
この地は太古の昔から聖域であったことが判明したのです。
しかもその神域が広大であったことから「大いなる宮」として大宮と名付けられました。
東京屈指のパワースポットとして多くの人の信仰を集めています。
歴史はとても古くて、創建は平安時代と言われています。
奥州の乱を鎮めるため、勅命を受けた源頼義の軍がこの地にさしかかった時、空に八条の白雲がたなびきました。
それはまるで、源氏の旗がひるがえるように見えたそうです。
それを見た頼義は「これは八幡大神の御守護のしるしである」と喜んで
乱を鎮めた暁には、必ずこの地に神社を構えることを誓い、出陣したそうです。
その後、奥州を平定し凱旋した頼義は、京都の「石清水八幡宮」より御分霊を賜り
誓い通りこの地に大宮八幡宮を創建したと伝えられています。
「八幡宮」なので武運の神である八幡神をご祭神とする八幡系の神社になります。
総本社は大分県にある宇佐神宮ですね。
御祭神としてお祀りされているのは…
・応神天皇(おうじんてんのう)
・仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)
・神功皇后(じんぐうこうごう)
仲哀天皇と神功皇后は応神天皇の両親にあたります。
この三柱の神様を合わせて「八幡三神」と呼ばれています。
また、天皇家を表わす菊の御紋章を注連縄の上や門扉に見ることができますよ。
親子三神が祀られていることから、縁結び、安産、子育てのご利益があるとして信仰されています。
そして、東京の重心の地であり、東京の中心に位置することから
「東京のへそ」と呼ばれて、神秘的な場所となっています。
大宮八幡宮のここは凄い!パワースポット
かくいう私も、神社巡りを始めた当初から、大宮八幡宮の名前は聞いてました。
しかし、縁とは不思議なもので、なかなか足を運ぶチャンスに恵まれなかったのです。
今回は相方さんと「行きたい神社」を出し合おうとなった時に
私の脳裏にスッと浮かんできたのが大宮八幡宮でした。
ちょっと調べただけで、すごいパワーのある場所だと分かり、ワクワクしたのを覚えています。
東京のへそと呼ばれ、古くから神聖な場所であった大宮八幡宮。
境内全体がパワースポットといっても過言ではありません。
まずは、その中でも特にパワーが大きいスポットを紹介します。
共生(ともいき)の木
大宮八幡宮の本殿に向かって左側に歩いて行くと、摂社末社があるのですが
そこに一際、目を引く巨木「共生の木」があります。
これは榧の木に犬桜が寄生しているという、大宮八幡宮の御神木です。
寄生ってなんだか、聞こえは悪いですが…(汗)
本来であれば寄生関係にある木はどちらかが死んでしまったり
大きく育たないという場合がほとんどなのです。
しかしこの共生の木は異なる二つの木が1本の幹によって結ばれていて
共に生き続けている、まさに奇跡の御神木なのです。
こんな姿から国際協調や夫婦和合を願う人達が、この共生の木を訪れて祈りをささげています。
もちろん触れたり周りを回ることもできるので、存分にパワーをいただきましょう。
多摩清水社
大宮八幡宮の手水舎に向かって右側には、正門である鳥居や参道が見えます。
その途中にひっそりとたたずむ、小さめの鳥居が目に入ります。
ここは多摩清水社です。
怖がらずに中に入ってみましょう。
ここでは大宮八幡宮のありがたい御神水をいただくことができます。
蛇口をひねると龍の口から御神水が出てくる仕組みが、ちょっとシュールです。
ペットボトル3本まで持ち帰ることができるそうで
私が参拝した時も、2リットルのペットボトルを3本持ったおば様がやってきました。
この御神水を飲むと寿命が延びて長生きができると言われているので
その場で飲んでみることをおすすめします。
大宮稲荷神社・三宝荒神社
大宮八幡宮の摂社末社の一つである大宮稲荷神社は
先ほど紹介した共生の木の隣にあるお社です。
お稲荷さんらしい朱塗りの鳥居が続く先にく大宮稲荷神社があります。
こちらには「三宝荒神社」も合祀されています。
衣食住の神様がお祀りされているので、昔から信仰を集めています。
他にも摂社末社があるのに、なぜ大宮稲荷神社を取り上げたかというと…
なんとこの付近では「小さいおじさん」と呼ばれる妖精の目撃情報が多いのです。
都市伝説に近い噂ですが、見た人は幸せになれるといわれています。
私は遭遇しませんでしたが、一人でひっそり訪れれば出会えるかもしれませんね。
大宮八幡宮のご利益がいただけるスポット巡り
東京のへそと呼ばれる大宮八幡宮では、驚くほどご利益がいただけます。
へそ=中心=ゼロ=0=円(縁)となって
男女の縁、仕事の縁、子宝の縁など、すべての縁が生まれると言われている縁結びの神社なのです。
また、母親と子供を繋ぐ「へその緒」にも通じるので、子宝祈願・安産祈願でも有名です。
境内には子宝・安産を願う絵馬がぎっしりとかけられていました。
そんな大宮八幡宮にはご縁を結ぶと言われる、ご利益スポットが満載なのです。
夫婦銀杏
大宮八幡宮の門を入ってすぐの所に、大きな銀杏の木が立っています。
それぞれに「男銀杏」、「女銀杏」とあって、向かいあっている夫婦銀杏です。
2本の木が結びついて1本の木になっている夫婦銀杏は見たことがありましたが
夫婦の銀杏が向かいあっている銀杏はお初ですね(隣同士で並んでいるのはありましたが)
その名の通り、縁結びや夫婦和合のご利益があります。
共生の木と同様に触れることができるのも嬉しいところです。
かえる石
大宮八幡宮の清涼殿の手前には「幸福撫でがえる」と呼ばれる大きな石があります。
この石、よく見るとカエルの形をしているのです。
この「かえる石」は境内の中にあるのかと思ったら、その手前である参道の途中にあります。
私も初めは清涼殿を素通りしてしまい、かえる石の存在もスルーでした。
しかし前情報でかえる石の存在を知っていたので、無事に巡り合うことができたのです。
ちょっとした憩いの空間になっていて、絵馬がかけてあったりかえるの置物などもありました。
このかえる石を撫でると幸せが返ってきて、更に幸福になれるとあります。
私も心を込めてナデナデしてきました。
若宮八幡神社
上記で小さなおじさん遭遇現場として紹介した「大宮稲荷神社」の隣には
もうひとつお社があって「若宮八幡神社」が鎮座しています。
ここは「若宮八幡神社」、「白幡宮」、「御嶽榛名神社」が合祀されているお社ですが
若宮八幡神社は、八幡大神の荒御魂をお祀りしているとも言われています。
八幡神の代表的なご利益は勝利祈願や出世開運です。
戦いに勝利した応神天皇の功績をもとにいわれているご利益なんですね。
また、応神天皇の母である神功皇后の出産秘話から子宝祈願や安産・子育ての
ご利益が得られるとしても知られています。
大宮天満宮
本殿に向かって右側に進んでいくと、背の高い楠木が生い茂っている
気持ちのいい森があります。
その先にあるのが、大宮天満宮です。
天満宮なので学問の神様である菅原道真をお祀りするお社です。
他のお社が縁結びと言う和やかな空気なのに対し、こちらはキリリとした空気を感じます。
気持ちが引き締まる、と言った方がしっくりきますね。
合格祈願、学業成就などのご利益が欲しい人は、是非、参拝してみてくださいね。
アクセス方法
最寄駅は京王井の頭線の「西永福駅」です。
駅の改札あたりから案内が出ているので、分かりやすいですよ。
案内通り駅から出ると商店街を抜けて高千穂大学の方に向かいます。
徒歩で7分~10分くらいです。
閑静な住宅街の中に、突如、大きな鳥居が現れます。
おわりに。。。
私が訪れた日は大祭の日だったようで、宮司さんや巫女さんが本殿でご祈祷をしていたり
各摂末社にそろって参拝したりと、ザワついていました。
あまり見ることとできない神社の姿を見られたようで、得した気分でした♪
東京の中心とは思えないくらい自然が豊かで、聖域という言葉のピッタリな場所です。
今度は静かな朝にゆっくりと訪れてみたいな、とも思っています。
もっと早くに訪れておきたかったと思えるほど、本当に素晴らしい神社でした。
最後までお読みいただき
ありがとうございました(≧▽≦)