少林山 達磨寺は高崎だるま発祥の地!一度は見るべし!
2018/10/14
ご訪問ありがとうございます。
だるまって赤くて丸くて可愛らしいですよね。
こんにちは。プリシラです♪
以前、高崎観音をご紹介しましたが、その道中に見つけたのが「少林山・達磨寺」です。
いかにも興味をひかれるネーミングとインパクトの強さに思わず立ち寄ってしまいました。
しかし、これが意外にも面白い場所だったのです。
噂には聞いていましたが、実際に行ったことはなかったので、心からおすすめします。
高崎と言ったら「だるま弁当」…いや違った…達磨です!
そのルーツとなった達磨寺をご紹介します。
達磨寺ってネーミングは面白いけど、どんなところ?
高崎はだるま弁当が有名なくらい達磨と結び付けられる場所です。
そんな高崎の達磨発祥の地が、ここ少林山・達磨寺なのです。
1680年に一了居士という修行者が、達磨大師の座像を彫り上げ
観音堂にお祀りしたのが始まりとされています。
それから月日は流れ、かの有名な水戸光圀公が水戸から天湫和尚を呼び寄せて
1697年に少林山達磨寺として開山されました。
達磨寺は日本の三禅宗の1宗派である黄檗宗のお寺なのだそうです。
張子だるまは、天明の飢饉が起こった際、ここの9代目であった東獄和尚が作ったものです。
飢饉にあえぐ農民たちがこの達磨を作ることで、せめてもの副業になるようにという意図があったといいます。
しかも達磨にはモデルがいて、開山心越禅師が描いた一筆達磨像なんだとか。
更にはかつての大戦時、建築家であるブルーノ・タウトはこの地で2年ほど過ごしたそうです。
こんな何気なく立ち寄ったお寺でしたが、歴史を調べてみると意外に面白いですね。
ビッグな歴史上の人物も関わっているなんて意外すぎます!
コロンとした達磨は見た目にも可愛らしく…私の好きな作家さんの作品にもよく出没するので
他人とは思えないのが正直なところです♪
達磨寺は外観からは想像もできない見どころ満載
達磨寺の境内は以外にも広く、見どころが満載でした。
その一部を紹介します。
霊符堂
名前は「霊符堂」ですが、ほかのお寺で言う本堂です。
御本尊は他ではあまり見ることがない北斗七星と北極星を神様とした「北辰鎮宅霊符尊」と達磨大師をお祀りしています。
達磨寺は火災にあっているので、今の霊符堂は明治44年に再建されたものです。
家内安全、受験合格、商売繁盛、開運成就などの御利益があるんですよ。
観音堂
境内に何やら歴史を感じさせる建物があります。
一見、「ボロ屋?」と思ってしまうそうな外見の建物(失礼な…)
かやぶき屋根のこちらは観音堂です。
このお堂は達磨寺ができた当初からあると言われていて、なんと300年もの歴史があります。
創建当時から回収を重ねて保存管理されていて、当時は経蔵だったようですが
現在は十一面観音菩薩様が祀られて鎮座されてます。
縁結びの御利益があるそうなので、カップルで参拝してみてくださいね。
達磨堂
本堂に向かって左側にあるのが「達磨堂」です。
この達磨堂は昭和61年にできたもので、比較的新しいものですね。
大阪の大山立修氏の達磨コレクションが寄贈されてできたそうです。
中には所狭しと様々な達磨がゴロゴロと並んでいます。
通常、想像する達磨とは顔が全然違うものや、形が違うものも存在していて
達磨マニアにはたまらないことでしょう。
面白かったのは都道府県達磨で、地方によっては達磨の概念が違うんだな、というのを
まざまざと感じさせていただきました。
興味本位で訪れた達磨寺が意外にも楽しかった
達磨寺に行ったきっかけは、ネーミングもあるのですが…
このハイセンスな看板です!
これを見てしまったら、誰でも興味をそそられるに決まっています。
近づいて更に、私の興味を惹きつけたのは、長い階段でした。
寺社にある高い階段って神秘的で大好きなんですよね。
苔むしっていたり、ひび割れていたりすると、さらに興味をひっぱっられる体質です。。。
ゼハゼハいいながらも階段を登ると意外にも目の前は明るくなり、さらに階段があり
その上に本堂があります。
その前に鐘つきができるということで、記念にもなるし、滅多にないチャンスなので鐘をつかせてもらいました。
1回目は自分の心が安らかであるように、2回目はみんなが幸せであるように祈りながらつくのだそうです。
本堂には数体の達磨が置いてあるだけでしたが、年間行事であるだるま市の時には
このお堂が達磨でいっぱいになるのだとか…見たいなぁ!!
達磨寺なだけあって、おみくじもお守りもすべてが達磨です。
達磨絵馬はとても可愛らしくて…たくさん飾られていたのが印象的です。
これは興味本位で立ち寄ったものの、有意義な寄り道ができたと自負しております。
高崎観光の折には、立ち寄って損はないお寺になっていますよ♪
アクセス方法
アクセスは車でないとちょっと不便かもしれません。
私は車で通りかかって奇跡的に見つけただけなのですが…(笑)
車の場合
関越自動車道高崎ICより、20分ほど走ります。
藤岡ICからであれば30分です。
電車の場合
JR高崎駅が最寄り駅です。
タクシーで15分か、高崎市内循環バスに乗ってぐるりん少林山線で20分程度です。
JR信越本線群馬八幡駅からならもう少し近いようで、タクシーで5分です。
おわりに。。。
達磨発祥の地がこんなところにあるとは驚きでした。
入口のうっそうとした自然の中にぽつねんと立つ山門と、天まで伸びる階段…。
そこからは想像もできないような境内の広さと明るさ…良い意味で裏切ってくれました。
でも、夏場は虫にさされるので虫よけ必須です(汗)
だるま市の時にはもっと多くの人出があり、活気づくのだと思います。
そんな活気に満ちた達磨寺も見てみたいと思う今日この頃でした♪
最後までお読みいただき
ありがとうございました(≧▽≦)